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2009年11月 7日 (土)

新作、出せたんだ~!

Title:チョコレートボックスオーケストラ
Musician:FREENOTE

チョコレートボックスオーケストラ

↑タイトルみたいな言い方、すごく失礼だと承知していますが(^^;;このアルバムがメジャー4枚目となるミニアルバム。いや正直、デビュー時にかなりプッシュされたにも関わらず、ほとんど売れなくて、その後のアルバムもいまひとつ・・・となれば、普通、アルバム2、3枚でメジャー契約終了・・・となりがちな中、4枚目をリリースできた、というのは、個人的にはほっとしています(笑)。

1枚目から3枚目まで、アルバムをリリースする毎に作風が変わって、迷走気味だった彼女たち。でも、4枚目となるこのアルバムで、ようやくそのスタイルを確立したような印象を受けます。

ただ・・・それはよくありがちなポップスロック。正直なところ、メロディーにしろ歌詞にしろ、さほど目新しさはありません。

うーん、FREENOTEの立ち位置って、微妙なんですよね。同じ女性ボーカルのポップスロックなら、例えばもっとロック寄りならチャットモンチー、J-POP寄りならいきものがかりを聴いちゃうんですよ。要するに、少々中途半端、ということ。

今回の作品でも「片恋ライナー」など、インディーズ時代の「終電マスター」や、メジャーデビュー作「キライチューン」を思い出させるような軽快なギターロックチューンで、十分楽しませてくれるのですが、どうもいまひとつ、突き抜けたものがありません。

ただ、メロディーにしても歌詞にしても、素直でストレート。それゆえに個性みたいなのは薄いものの、安心して楽しめることは出来る作品になっています。

個人的には、こういう女性ボーカルのポップスロックは結構好きなんで、そこそこ気にいってはいるんですが、積極的に薦められるかはちょっと微妙なところ。評価は↓の通りなのですが、LINDBERG、JUDY AND MARY、Hysteric Blueここらへんに一度でもはまった方はひとつ追加で。

メジャーリリースはやはりこれで最後かなぁ・・・。次、ベスト盤が1枚出て、メジャー契約終了ということになりそう。個人的にはもっとがんばってほしいのですが。

評価:★★★

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