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2009年10月 6日 (火)

ドラマ本編も見てみたい・・・。

Title:PRETTY IN PINK FLAMINGO サウンドトラック
Musician:BEAT CRUSADERS

PRETTY IN PINK FLAMINGO サウンドトラック

これはおもしろいや!

BEAT CRUSADERSの今回のアルバムは、彼らのDVD作品に収録された、彼ら主演のドラマ「PRETTY IN PINK FRAMINGO」で使用された曲を集めたオリジナルサウンドトラック。ドラマへの書き下ろしとして提供された曲なのですが、問い合わせが多く、急遽CDでも発売されたそうです。

そのため、あくまでも「ドラマの中のミュージシャン」が歌った曲が収録されているのですが、これが、ビークルらしい遊び心があふれていて、とてもユニーク。

高橋瞳と組んだ1曲目「ウォーアイニー」こそ、ビークルらしいパワーポップの爽快なナンバーなのですが(まあ、この曲は、純粋な新曲らしいのですが)、5曲目「ビコーズ・ザ・ナイト」はアコースティックでしんみりと聴かせるバラードナンバー。4曲目「五月雨ゲッタウェイ」は、怒髪天の増子直純が歌っているのですが(楽曲提供はビークル)、大滝詠一ばりのイントロに、本編はおもいっきりムード歌謡曲って状況・・・・・・ってこれ、完全に森進一の「冬のリヴィエラ」を意識したの??(笑)

その合間に入る、元ZEPPET STOREの木村世治こそhurdy gurdyの楽曲がまた、渋いこと渋いこと。まさにココロに染み入る大人のバラードといった感じ。他の曲が、明るい雰囲気+どこかユーモラスなだけに、その間に入り、アルバムをほどよいバランスに保っています。

もちろん、曲はしっかりと作りこまれているのですが、BEAT CRUSADERSらしいユーモアセンスたっぷりの曲ばかり。30分にも満たない作品なのですが、とてもボリュームがあり、十分楽しむことの出来る作品でした。

ただし、普段のビークルをイメージして聴いてみると、ちょっと肩透かしを食らうかも。いわゆるビークルらしい曲は1曲目のみ。それもボーカルはあくまでも高橋瞳なので、ビークルよりも、もっと「売れ線のヒット曲風」という印象を受けるかもしれません。

でも、ユーモアたっぷりの内容に、ドラマ本編の方も気になっちゃうなぁ。田渕ひさ子嬢も出ているみたいなのも気にかかります(笑)。

評価:★★★★★

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