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2009年9月12日 (土)

情熱大陸ライブ その2

Jounetsu2そんな訳で、昨日に引き続き、8月8日に足を運んだ「情熱大陸ライブ」のライブレポートです。

押尾コータローに続いてJOUNETSU STAGEに登場してきたのが、中孝介でした。彼については、以前から名前は知っていたのですが、きちんと曲を聴くのはこれがはじめて。さあ、どんなミュージシャンかなぁ・・・と思いながらまったりライブを見ていました。

まず、スマッシュヒットを記録した「花」を披露。その後、美空ひばりのカバー「愛燦燦」などを聴かせてくれたのですが・・・これが予想以上の素晴らしいステージでした!もともと、奄美の民謡歌手として出てきたみたいなのですが、ほどよくこぶしを聴かせたボーカルが、とても心地よく、かつ、切ない雰囲気を産み出していました。わずか4曲のステージだったのですが、その歌声にすっかりと聴きほれてしまいました。いままでCDも聴いたことなかったのですが、これは素晴らしかった!また、是非、彼の歌声を生で聴いてみたいです。

続いてBONANNZA STAGEに登場したのが一青窈でした。ステージは、いきなり葉加瀬太郎が登場し、ヒット曲「ハナミズキ」からスタート。これには会場もかなりの盛り上がりを見せました。

その後は、ブレイクした「もらい泣き」も聴かせてくれました。イメージとしてはあまり強く残らず、卒ないステージだったと思います。お目当てのファンも多かったみたいで、たくさんの人が立っていて、会場も盛り上がっていました。

で、次に登場してきたのがBONANNZA STAGE藤井フミヤ。うーん、今回のステージの中では、少々ファン層もかぶらなかったみたいで、彼の知名度からすると、盛り上がりはそこそこといった感じ(^^;;ただ、アコースティックギターをかかえて、しっとりと歌を聴かせるステージは、藤井フミヤのイメージとはちょっと違うような印象を受けました。

個人的には、藤井フミヤに関しては、「TRUE LOVE」を聴ければうれしいなぁ~と思っていたのですが、やってくれました!葉加瀬太郎と共演で、ステージの後半に!これは素直にうれしかったなぁ。あらためて、「TRUE LOVE」は名曲ですね~。ラストは、奥田民生が提供したという新曲を聴かせてくれた・・・のですが、こちらはそのまんま奥田民生という曲調にちょっと笑ってしまいました(笑)。

お次は、JOUNETSU STAGE土岐麻子が登場。個人的には、ちょっと楽しみにしてきたミュージシャンの一人だったのですが・・・この比較的広い野外のステージでは、ジャジーな雰囲気の彼女のボーカルは、ちょっと印象薄だったかなぁ?楽曲も3曲のみで、あっさりと終わってしまった印象も。ちょっと残念でした。

Jounetsu3

そしてBONANNZA STAGE森山直太朗が登場。このあたりでは、陽もどっぷり暮れて、心地よい、最高の雰囲気になってきました。

正直言うと、ここ最近の森山直太朗って、どうも好きになれなかったんですよね。なんか、妙にバラードばかりに頼って、無理に感動を押し売りさせようとする・・・そんな雰囲気が目立っていたような印象がありました。

ただ、久しぶりに見たこの日のステージ、彼のことを見直してしまいました(笑)。とにかく、MCがユニークでおもしろい。ステージを盛り上げようとする茶目っ気もたっぷりで、とても楽しいステージでした。ちょっとまだ早すぎるようなイメージもする「夏の終わり」からスタートし、途中、葉加瀬太郎とのコラボをはさんで、ラストはおなじみの「さくら」で締めくくり。もちろん、これらの曲も、彼のファルセットをしっかり聴かせるボーカルで楽しませてくれます。うーん、個人的に、かなりイメージアップしたなぁ(笑)。いいステージでした。

JOUNETSU STAGEのラストには、一十三十一(ひとみとい)が登場。ちょっとかわいそうだったのが、おそらく既にお目当てが終わった人たちが、ぞろぞろと帰りはじめてしまったこと。この日は、東京湾の大花火大会もあったので、そちらに移動する人も多かったかも。そんな中でのステージは、ちょっとかわいそうでした。

ステージ自体も、何度も歌いなおすシーンがあったりして、調子はいまひとつ。CMソングとしてよく流れている「ダイヤモンドレールウェイ」なども聴かせてくれたのですが、全体的に間延びした感があっていまひとつ。ちょっと残念なステージでした。

そしてこの日のラスト、BONANNZA STAGE葉加瀬太郎が登場です・・・といっても、この日、何度も会場には登場していたのですが(^^;;

ぶっちゃけ、トリ前に何割かの人が帰ってしまったのは、少々寂しかったのですが、ただ、会場に残ったファンたちで、一気に盛り上がります。個人的にも特に熱烈なファン、というわけではないのですが、彼の情熱的なバイオリンは、かなり弾きこまれるものがありました。

楽曲も、どこかで聴いたことあるナンバーがメイン。もちろん、「情熱大陸」で使用している「エトピリカ」も登場。予想以上にアップテンポで盛り上がるステージで、とても楽しかったです。ラストは、この日の参加メンバーが全員舞台上に登場し、「情熱大陸」で盛り上げます。葉加瀬太郎もステージ上でノリながらバイオリンを奏でていて、雰囲気は最高潮に。個人的には、どちらかというと聴かせるステージなのかなぁ、と思っていたのですが、ちょっと意外な印象。おもいっきり盛り上がって、楽しいステージでした。

そんな訳で、昼過ぎからはじまって、終わったのが8時前。芝生にのんびりとすわりながら、まったり、あるいは立って盛り上がりながら見れる、楽しいライブでした。

イメージとしては、夏フェス・・・というよりも普通に野外ライブだったのですが、ブロック指定とはいえ、自由な場所で見れるスタイルとか、屋台がいろいろ出ていて、エスニック料理などの屋台もたくさん出ているところとか、夏フェスの影響がこんなところにも出ているなぁ、なんてことを感じました。

ライブは、全体として、ポップミュージシャンメインの聴かせる「大人の」ライブといった感じ。個人的には、Salt&Sugarがベストアクト、といった感じでしょうか。あとは、中孝介、Crystal Kayあたりもよかったですね。久しぶりの野外ライブだったのですが、途中、ビールを飲みながら、のんびりと休日の1日を楽しむことの出来た素晴らしいステージでした。また、機会があれば足を運びたいです。

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