脳天直撃!
Title:DANCE FLOOR MONSTERS
Musician:the telephones
昨日紹介したアルバムが、インパクトが弱いけど・・・というのなら、今日紹介するアルバムは、まさしくインパクトの塊という1枚です。
タイトルといい、ジャケット写真といいわかるように、ダンスミュージックをとことん追及した作品になっています。
ただし、ベースはディスコミュージックではなく、あくまでもロック。アルバムでも1曲目「D.A.N.C.E to the telephones!!!」は、歪んだギターサウンドから入り、テンポのよいドラムへとつないでいます。その後、打ち込みのリズムも加わりますが、バンドサウンドとからんだダイナミックな楽曲が展開してきます。
その後も基本的には、バンドサウンドに打ち込みのサウンドがからみつく構成。リズムはダンスミュージック、サウンドはダイナミックなロックチューン、そしてテンポのよい打ち込みというサウンドは、まさに脳天直撃!「踊れる」ということにターゲットを絞った楽曲が展開していきます。
それだけに、インパクトは抜群だった半面、似たような感じの曲が多く、楽曲の薄っぺらさを感じてしまいました。確かに、ハードロックテイストの「Dance With You」、テクノポップ調の「Hopping Shower」、トランスの影響の強い「HABANERO」と、それなりのバリエーションはあったものの、アレンジのバリエーションの少なさを、ダンスミュージックというわかりやすいリズムでごまかしている感は否めません・・・・・・といったら、少し言いすぎかな?(^^;;
インパクトは強く、最後まで楽しめるだけに、ライブではそれなりに映えそうな印象があります。ただ、CDで繰り返し聴くと、早い段階で飽きがきてしまいそう。まだまだこれがメジャーデビュー作だし、伸びしろは大きい新人バンド。それだけに今後に期待したいところです。
評価:★★★★
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