爽やかなポップチューン
Title:Sunshine
Musician:Captain Funk
Captain Funk久しぶりの新作は、ビックリするような透き通るようなポップで爽やかなアルバムに仕上がっていました。
1曲目「Endless Days」から、いきなり爽やかなシティーポップ風の作品からスタート。続く「Weekend」は、80年代を思い出すようなディスコチューン。続く「Rise」「Girlfriend」も、どこかまだ日本がバブルに酔っていた80年代風の、とても明るい、でもどこか軽薄な空気を感じました。
その後の曲もそんな感じ。爽やかでメロディアスなチューンに、テンポのよいトランシーなリズムはとても心地よく、耳障りもとてもよかったです。高速道路を軽快に走るドライブのお供にピッタリといった感じでしょうか?
中には「Sunshine」のような、ギターロックテイストの作品もあったり、「Hey Boy,Hey Girl(Digikid84 Remix)」あたりは今風のエレクトロアレンジであったりと、要所要所にひねりはあったものの、アルバム全体としてはポップで、とても聴きやすい作品でした。
徹底的にリスナーの耳に馴染むような作品をつくってきた印象もある今回のアルバム。ただ、そのため、特にメロディーに関しては「どこかで聴いたような」感は否めず、新しさのようなものは感じませんでした。
特に、ここ最近のエレクトロブームの流れからは、ちょっと離れた位置にいる印象も受ける作品。それが良いととるのかいまひとつ、ととるのかは微妙なところなのですが・・・。個人的には、メロディーにもうひとひねり欲しかったかなぁ、と思う、微妙に惜しい作品でした。
評価:★★★★
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