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2009年8月25日 (火)

ダイナミックなデジロック

Title:Join the Q
Musician:The Qemists

Join the Q

先日のLittle Bootsの回でもちらっと書いたのですが、最近、再びエレクトロ系のミュージシャンが勢いづいてきました。

一時期は、絶滅危惧種のようになりかけた、デジタルロックと呼ばれそうなミュージシャンたちについても、最近は息をふきかえしてきて、今年リリースしたProdigyのアルバムも文句なしにカッコいい傑作でしたし、PendulumやHADOKEN!といったバンドも話題になっています。

そして、彼らもそんな話題の一組。

彼らの音楽、一言でいえば、非常にストレートです。トランシーな打ち込みのリズムに、ダイナミックなロックサウンドが融合して、聴いていて、直感的に気持ちいいと思えるサウンドになっています。

ただ、この手のデジタルロックって、どうしてもリズムは単調になりがちだし、音圧と勢いでごまかしている部分もあるので(笑)、それを補うだけの音のパターンやメロディーを作り出す必要があります。

彼らも「ON THE RUN」でラップを取り入れたり、「GOT ONE LIFE」でレゲエの要素を入れたりと、それなりにバリエーション多彩な作風に仕上げています。

最後まで十分楽しめるし、Prodigyなどのデジタルロックが好きなら聴いて損はない作品だと思います。ま、それでもあえていえば、Prodigyでいえば「Invaders must die」や「OMEN」のようなキラーチューンがなかった点、ちょっとマイナス点なのですが・・・。

評価:★★★★


ほかに聴いたアルバム

All Hope Is Gone/Slipknot

All Hope Is Gone

ヘビーな音圧で直感に訴える・・・といったら彼らもそうですね。ミュージシャンの装いとは異なり、比較的、メロディアスで聴きやすい・・・のは、ファンにとっては賛否みたいですが、私みたいに、特にファンという訳でもない外部の人間にとっては、素直に楽しめる作品でした。

評価:★★★★

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