テクノの歴史を知る
Title:Thoroughbreds-Best Of R&S
ワープ・レコーズ、ライジング・ハイと並ぶ3大テクノレーベルとして、90年代に一世を風靡したR&S Records。セカンド・サマー・オブ・ラブ発祥20周年を記念してリリースされた、野田努セレクトによる、日本独自企画によるベスト盤がリリースされました。
・・・・・・といっても、すいません、私、R&S Records自体を知りませんでしたm(_ _)m
ただ、テクノ系の音楽は個人的に好きなので、これを機に、勉強するつもりでも、このアルバムを聴いてみました。
感想としては・・・思った以上に聴きやすかったなぁ、ということ。
この手の時代の先端を行く音って、すぐ陳腐になってしまうケースが多いのですが、このアルバムに関しては、そんな時代を遅れな部分を感じませんでした(野田努さんが、「今の時代にもあった」セレクトをしたせいかもしれませんが)。
作品としては、クリアな雰囲気の陽性の音、比較的音数を絞ったシンプルなアレンジ、テンポのよいリズム、ミニマルなサウンド・・・などなど、壺を押さえたような音作りが印象的。
また、アンビエント風のゆっくりと聴かせる曲も多く、一方ではリズミカルなテンポのよう作品も多いなど、フロアでもCDでも楽しめるような、幅広い選曲だと思います。
どの曲も名曲ばかりだったので、これを機に、いろいろ手を広げてみようなかぁ。テクノの入門としてはピッタリなベスト盤でした。
評価:★★★★★
ほかに聴いたアルバム
Phoenix/zebrahead
軽快なミクスチャーロックが楽しいポップなアルバム。メタルの様相が強い曲があるかと思えば、オルタナ系の曲もありと、自由自在。一時期、かなり増えたミクスチャーロックバンドだけど、この手の明るいポップな音を出すバンド、少なくなってしまった印象が。深みみたいなものには欠ける反面、素直に楽しめるポピュラリティーを持ったアルバムでした。
評価:★★★★
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