表現しがたい音の世界・・・でもポップなんだよね!
Title:Question
Musician:KIRIHITO
ギターの竹久圏と、ドラムス早川俊介による2人だけのバンド。結成15年というベテランバンドで、このアルバムはなんと9年ぶりの新作です。
・・・・・・なんて偉そうに語ってはみたのですが、私自身、このアルバムではじめて彼らのことを知りました(^^;;某音楽専門誌で結構プッシュしていたので聴いてみた、というミーハーな理由で聴いてみたんです・・・・・・。
で、はじめて彼らの作品を聴いたのですが、これがなかなかユニークでポップ。聴いていて、とにかく楽しくなるような傑作でした。
・・・といっても、いざ、「どういう音」といわれると、特に私みたいな表現力が稚拙な人間にとっては、すごく難しいんですよね・・・。
簡単に言ってしまうと、リズミカルなドラムに、ユニークなキーボードの音色を重ねたインストメインのバンド、といった感じでしょうか?
ただ、そうとはいっても、その音楽の中にはテクノ、ジャズ、ファンク、ロック、サイケ、様々な要素がごった煮になって突っ込まれています。
そんな訳で、決してメロディアスなメロディーが表面的に流れているわけでもありませんし、歌モノもあるのですが、決してわかりやすいポップソングが流れているわけでもありません。
しかし、彼らの奏でるその「音」は、とても明るく、ポップ。なによりも音の使い方がとてもユニークかつユーモラスで、聴いていて楽しくなってきました。
なんでも、彼らのライブパフォーマンスは、ある種の「見世物」的の楽しいエンタテイメント性あふれるステージなのだとか。そんなユーモアセンスが、アルバム全体から伝わってくるような、楽しいアルバムでした。
余談。KIRIHITOって名前、なんかパッと聴いた感じ、ビジュアル系っぽいよね・・・だから何?って感じですが。
評価:★★★★★
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