blur入門
Title:MIDLIFE:A Beginner's Guide to Blur
Musician:blur
blur復活!!いやぁ、ファンとしては狂喜ニュースですよ。それも、なんといっても一度は脱退した、グレアム・コクソンが復帰して、オリジナルメンバーでの復活、というのは、単なる活動再開という以上に、うれしいニュースです。
そんな彼らがリリースしたのが、2枚組のベストアルバム。タイトル通り、活動再開を機に、はじめてblurを聴くようなリスナーも対象にした、blurの入門書という位置付けを意識してのベスト盤になっています。
ただ、blurのベスト盤は、2000年にリリースされたばかり。その後発売されたアルバムは、「Think Tank」の1枚だけ。新曲もなければ、レアトラックもないだけに、前のベスト盤を持っているファンにとっては、わざわざ買うまでもないベスト盤、かもしれません。
ま、それでも買ってしまうのがファン心理ですけどね(^^;;
しかし、blurといえば、初期のブリットポップ期と、アルバム「blur」以降で、アルバムの雰囲気がガラリと変わった印象があるのですが、こうやってベストアルバムで彼らの作品を通して聴くと、初期から最近の作品まで、ベースにあるものはあまり変わっていないなぁ、ということに気がつきます。
・・・って、このことは、前のベスト盤の時も全く同じことを思ったんですが・・・。
初期の作品も、実験的な要素は入れてきていますし、最近の作品も、楽曲にはしっかりとポップなメロディーが流れていますし。なによりも、どこかひねくれたポップスセンスや、自身の楽曲を、どこか第三者的な視点から冷静に見つめているような、そんなスタンスは初期から最近の作品まで変わっていません。
あらためて、blurのポップでユーモアたっぷりの作品世界に触れることの出来たベスト盤でした。
とはいえ、次は早く新曲を聴きたいなぁ。次はどんな作品になるんだろう?オリジナルメンバーに戻った後の作品なだけに、その出来が楽しみです。
そしてそれ以上に、来日コンサート希望!!oasisもRADIOHEADもPIXIESも、ライブは見たのですが、blurだけはまだ一度も生で見たことないんだよなぁ。一度、ライブを見てみたい・・・。
評価:★★★★★
| 固定リンク
「アルバムレビュー(洋楽)2009年」カテゴリの記事
- 今の時代の音(2009.12.11)
- ジャズとロックの狭間で??(2009.12.08)
- 衝撃、走る!(2009.11.28)
- あのWARPのミュージシャンなれど(2009.11.23)
- 偉大なるエンターテイナー(2009.11.19)
コメント