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2009年7月 2日 (木)

平均点は超えているが・・・

Title:jacaranda
Musician:tacica

ハカランダ

最近ってさぁ、CDの売上が落ちている影響が大きいと思うんだけども、ちょっと話題になると、いきなりシングルやアルバムがベスト10入りしちゃうんですよね。

彼らのシングル「人鳥哀歌ep」がいきなりシングルチャートでベスト10入りした時もビックリしました。そんなに話題のバンドとは知らなかったので・・・。

で、ヒットを記録した2枚のシングルに続いてリリースされたのが、オリジナルとしてはメジャー初となるニューアルバムです。

このアルバムで、はじめてtacicaの曲をしっかりと聴いてみたわけですが、感想としては、なんというか・・・いいアルバムだとは思うけど、そこまで一気にブレイクするほどかなぁ・・・なんてことを思ってしまいました。

まあ、話題を集めた理由は、なんとなくわからなくもなくて、確かに、ヒットした「人鳥哀歌」など、BUMP OF CHICKENあたりを思い出させるような、ポップで耳障りのいいメロディーに、オルタナ系のギターロックサウンドを組み合わせる、王道といえば王道のギターロック路線で、インパクトのある曲を書くバンドだなぁ、ということはわかります。

実際、クオリティーの高い曲作りをしているは事実で、メロディー、歌詞、アレンジ、演奏どれをとっても、平均点を超える内容だったのは間違いないと思います。

ただ、その一方、全体的に卒なくまとまりすぎている感じがするんですよね。どの方面からも平均点を超える曲づくりをしている一方で、何かひとつ飛びぬけたものが、いまひとつないんですよね・・・。

だから結果として、いまひとつ、個性というものを感じられませんでした。

メロにしても、インパクトのあるメロディーには間違いないものの、それだけで勝負できる美メロか、といわれると、そこまでではないし・・・

歌詞にしても、文学的な歌詞は、よく練られているなぁ、と思うものの、一言でリスナーを惹きつけるような言葉には出会えず、少々、抽象的な内容に固執している印象も受けてしまうし・・・

アレンジにしても、それを支える演奏にしても、凝った部分も見受けられるし、演奏も文句なしなのですが、こういうアレンジの面で「売り」とするタイプとも思えないし・・・

どの部分もよく出来ているなぁ、と思う反面、突き抜けた部分に欠け、結果、いまひとつtacicaだけが持つような「個性」は感じられませんでした。

ポテンシャルがあるのは間違いないだけに、今後に期待したいところでしょうか?とりあえず、いいアルバムだとは思うので、気になる方は、チェックして損はないと思います。

評価:★★★★

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