またもやショッキングなニュース・・・
今週のヒットチャートの前に、今日、あまりにもショッキングなニュースが飛び込んできました・・・。
先日のキヨシローに続き、またもや偉大なロックスターが、あまりにも若くこの世を去りました。ミッシェル、大好きなバンドでした。あの4人で作り出す、彼らしか作り出せないバンドサウンドは、もう永遠に聴けないんですね・・・。
さて、今週のヒットチャート。まずはシングル。
今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/
今週1位もジャニーズ系。それも、新グループ中山優馬w/ B.I.Shadowの「悪魔の恋」が、初動17万枚の売上で1位を獲得しました。平均年齢14.6歳で、デビュー作初登場首位の最年少記録だそうです。
なんか、「デビュー作初登場首位の最年少記録」とパッと聞くと、すごい記録みたいに思われるけど、決して「首位の最年少記録」でも、「デビュー作首位の最年少記録」でもないんですよね。あくまでも「デビュー作初登場首位の最年少記録」。ちなみに、首位の最年少記録も、デビュー作首位の最年少記録も、皆川おさむの「黒猫のタンゴ」で6歳10ヶ月のはず。
そう考えるとかなりニッチな記録なのですが、仰々しく騒いでいるのは、ジャニーズの戦略ってところか?露骨な印象操作がちょっとみっともない感じもするのですが(苦笑)。
続く2位は、フレンズ&ヘキサゴンオールスターズで「泣いてもいいですか」がランクイン。また、例のごとく、「クイズヘキサゴン」からのユニットですね。こちらは、もう、売れるうちに売っておこうという戦略か?
以下、今週のシングルチャートは、10位中9曲が初登場と、超混戦模様。
そんな中で今週は、ここ数年、高い人気を確保している中堅から新人のミュージシャンが多くランクインしています。
3位コブクロ「STAY」からはじまって、4位レミオロメン「Starting Over」、5位いきものがかり「ホタルノヒカリ」は、堅実な人気をみせているミュージシャンたち、といった印象。
コブクロは、前作の初動6万7千枚に対して、初動6万枚と漸減傾向。8月に発売予定のニューアルバムの影響もあるかもしれませんが、一方で、ドラマ主題歌というタイアップ効果を考えると微妙なところ。もうひとふんばりが欲しいところかな?
レミオロメンは、前作初動1万3千枚とかなり厳しいところまで落ち込んでしまったのですが、本作は、初動2万5千枚と持ち直しています。「アリナミン」のCMソングとして、かなりの露出度の高さがヒットにつながったのでしょうか。
いきものがかりは、前作初動3万枚から、初動2万4千枚にダウン。もっとも、前々作も初動2万4千枚ということもあり、このあたりが、彼女たちの固定ファン層といった感じでしょうか。
以下・・・
6位 光/BREAKERZ
7位 Party People/スガシカオ
8位 心のアンテナ/中川翔子
9位 super stomper/10-FEET
と並びました。
BREAKERZは、前作の初動2万1千枚から初動1万9千枚とほぼ横ばい。いまひとつ、DAIGO人気がバンドに波及しないまま、DAIGO人気もそろそろ・・・といった印象が・・・。
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
シングルチャートに比べると、アルバムチャートはおとなしめ・・・といっても、10位中5枚が初登場なのですが・・・。
アルバムチャートも1位はジャニーズ系。先週、シングルチャートで1位を獲得したデゴマスの「デゴマスのうた」が1位を獲得。初動8万枚という数値は、シングルの初動と全く一緒。先週のシングルを買ったファンが、そのままアルバムも買っているんだろうなぁ(^^;;
そのデゴマスに続き2位を獲得したのが、MICHEAL JACKSONのベスト盤「KING OF POP」。いまだに売上が伸び続け、マイケルの高い人気をうかがわせます。このまま行くと、1位獲得も??
以下、初登場は・・・
5位 DIM/the GazettE
7位 BIG POPPER/lecca
9位 FIRST/トータス松本
10位 HONEY JET!!/堀江由衣
と続きました。
7位にランクインしてきたleccaは、女性レゲエシンガー。これが初のベスト10ヒットとなります。どうもレゲエというジャンルは、本格的に日本に定着してきましたね。ただ、「レゲエ」という音楽それ自体よりも、「レゲエ風のリズム」が、最近はやりの「泣きのメロディー」とマッチし、はやっているだけ、という感じもするのですが。
このたび、活動休止を宣言したウルフルズのボーカリスト、トータス松本のニューアルバムは9位と好調な出だし。ただ、ウルフルズの、現時点での最新アルバムとなる「KEEP ON,MOVE ON」は、初動2万5千枚だったのに対して、本作は、初動1万7千枚と若干下がり気味。個人的には、ウルフルズとして、また彼らの曲を聴きたいなぁ~。
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コメント
はじめまして!
いつもこのサイトは楽しく拝見させていただいております。
洋邦ともに膨大なレビューがあり、参考にさせていただいております。
さて、BREAKERZの部分ですが、
人気がデビュー以来ほぼ横ばいなのは“早いうちからバンドの固定ファンを獲得することに成功したことの表れ”というプラスな見解も出来るのではないでしょうか?
管理人さんは“TVでの人気のわりに・・・”というマイナスな見解なようですが。
投稿: 通りすがり | 2009年7月26日 (日) 16時02分
はじめまして!書き込みありがとうございます。参考にしてくださってうれしいです。
BREAKERZに関しては、解釈が難しいところですね。ただ、DAIGOのお茶の間レベルの知名度、人気と比べると、バンドとしての売上は少々低迷気味かなぁ、という感じはします。まあ、DAIGOのキャラのファン層とバンドのファン層は、少々ずれてしまう感じはするんですが・・・。
投稿: ゆういち | 2009年7月28日 (火) 00時47分