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2009年7月23日 (木)

日米の共演

Title:Bring it!
Musician:PUFFY

Bring it!

音楽の楽しさをストレートに感じることが出来る、聴いていてワクワクするような傑作。

PUFFYのアルバムの、何が楽しいかといったら、やはり難しいことを全く抜きで、そのポップなメロディーを無条件に楽しめるところだと思います。

かといって、その楽曲は、全く中身のない陳腐な売れ線ではなく、邦洋の実力派ミュージシャンたちが楽曲を提供しているわけですから、楽しくない訳がありません。

今回のアルバムは、いつも以上に、参加しているミュージシャンと、その楽曲のバリエーションの豊富さが際立ったアルバムになっています。

そして、今回のアルバムの大きなもう一つの特徴は、海外のミュージシャンと、日本のミュージシャンがともに楽曲を提供していて、洋楽のおもしろさと邦楽のよさが1枚のアルバムで味わえるという点でした。

椎名林檎が提供した「主演の女」は、まさに椎名林檎らしい昭和歌謡曲風の作品。また、the pillowsの山中さわおが提供した「Twilight Shooting Star!」は、彼らしい軽快なギターロックながらも、どこか憂いを持ったメロディーは邦楽的です。

また、今回の楽曲の中で一番良かったのは、フジファブリックの志村正彦が提供した「Bye Bye」でしょう。明るい音をサンプリングし、テンポのよいポップな曲ながらも、メロディーはどこか切なく、明るい雰囲気との対比が見事。とても心に染みる名曲になっていました。

一方、洋楽勢では今回、The MerrymakersのAnders Hellgren & David Myhrや、元JellyfishのRoger Joseph Manning Jr.のほか、なんと、アヴィリルラヴィーンと、彼女のアルバムのプロデュースを手がけるブッチ・ウォーカーが楽曲を提供しています。

特にアヴィリル&ブッチ・ウォーカーのコンビが提供した「I Don't wanna」「All Because of You」は、カラリとしたアレンジが実にアメリカ的な、洋楽テイストあふれる楽曲に仕上がっていて、ウェットな雰囲気の邦楽勢の楽曲と並べて聴くと、日米の音楽の違いが楽しめます。

また、「Bring it on」も同じくいかにも洋楽らしいカラリとしたパワーポップで・・・と思ったら、これ、ELLEGARDENの細美武士が提供した曲なんですね(^^;;

ラストの、SUGARのヒット曲「ウェディングベル」のカバーまで、決してボーカリストとして声量があるわけではないし、表現力も乏しいけれども、それ以前に素直に音楽を楽しんでいる、ということが実によく伝わってくる楽しいアルバムになっています。

今年を代表する傑作の1枚、といえるほど、楽しい作品になっていました。最近、またCMとかの出演も目立ってきましたが、これからも、こういう楽しい曲をたくさん歌ってほしいなぁ。

評価:★★★★★

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