ちょっと一息
今週は、シングル、アルバムチャートともに、新譜が少なめのチャート。ちょっと一息といった感じでしょうか。
今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/
今週のシングルチャート、偶然なのですが、なかなかおもしろいんですよ。初登場が、1、3、5、7、9位と、見事飛び石に、奇数位のみに並んでいます。
まず1位はEXILEの「THE HURRICANE~FIREWORKS」。初動17万枚は前作とほぼ同じ。完全にファンが固定してきました。
14人編成となってから2作目なのですが、今回はジャケットがまたすごい。
14人の顔がズラリと並んでいるのですが・・・ごめん、あまりにも暑苦しい(^^;;これじゃあ、ファン層がどうしても限られて固定してきちゃうよなぁ・・・。(まあ、それが良いのか悪いのかは、現段階ではわかんないけど)
で、2位に先週1位の中山優馬が入り、3位は人気声優平野綾の「Super Driver」がランクイン。自身初のベスト3ヒットを記録しています。
4位にヘキサゴンが続き、5位はアイドリング!!!の「無条件☆幸福」が初登場。前作の初登場10位から大きくランクアップしていますが、初動売上は1万4千枚から1万枚に大きくダウン。ちょっと厳しい状況になってきています。
その次にはコブクロが続き、7位には、なんと、このたび、期間限定で復活したビジュアル系バンドcali≠gariの「9」がランクイン!彼ら初のベスト10ヒットは、やはり昨今のビジュアル系ブームにのって、といった感じでしょうか?
ただ、以前から、実験的かつユニークな作風は、ビジュアル系という枠を超えて人気のあった彼ら。今回は、期間限定の復活だそうですが、一種のブームとなり、玉石混合ともいえる最近のビジュアル系シーンの中、本格的に復活してほしいなぁ・・・。
そして8位いきものがかりと続き、9位は愛内里菜「STORY」がランクインし、最後、10位は倖田來未、と新譜と旧譜が見事互い違いのユニークなシングルチャートとなりました。
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
アルバムチャートも、今週はおとなしいチャートになっています。
そんな中で1位になったのは、人気アニメ「けいおん!」のキャラクターアルバム「放課後ティータイム」。なんでも、アニメのいわゆるキャラクターソングが1位になるのははじめての快挙だそうです。
続く2位になったのが、MICHEAL JACKSONのベスト「KING OF POP」。いまだに高い人気を誇っています。
ふと思ったのですが、今週の1位と2位ってある意味対照的ですよね。片や一部の層のみの根強い人気で支えられる、限定されたリスナー層でのヒット。片や、テレビやビデオの世界的な普及によって誕生した、リスナー層を全世界に広げた、大衆文化のスーパースター。どちらのヒットが望ましいとは一概にいえないのですが、最近は、前者のタイプのヒットが目立っています。ただ、狭いファン層のみにピーアールし、「わかる人だけにわかればよい」というスタンスを取るヒット曲が増えてしまったら、それはそれで音楽がつまらなくなってしまうような気がします・・・。
で、初登場ベスト10はあと3枚。それも8位から10位に固まりました。
8位はジェリー・イェンの「FREEDOM~多出來的自由」。また韓国の・・・と思いきや、こちらは台湾のアイドルグループF4のメンバーによるソロアルバムだそうです。
9位には、ROCK'A'TRENCH「ACTION!」がランクインしてきました。元SKA SKA CLUBの山森大輔率いるバンド。元SKA SKA CLUBといえば、Jackson Vibeがもっとブレイクするかと思っていたのですが、こちらが先にブレイクしちゃいましたね。
そして10位には、吉川晃司の「Double-edged sword」がランクインです。久しぶりに聞く名前・・・なのですが、シングルアルバムともに、そこそこコンスタントに販売していたんですね。アルバムでベスト10ヒットは、1998年の「HEROIC Rendezvous」以来久しぶり。かなり大々的にプロモーションをしていたのですが、その結果が出たといったところでしょうか。ただ、あれだけプロモーションしなければならないほど、後がなくなってきたといった感じなのか??
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