極上のポップスアルバム
今日、紹介するのは、決して派手さはないし、ヒットチャートを賑わすタイプの曲ではないけど、しっかり聴かせる美しくも印象に残るメロディーが耳に残る、極上のポップスアルバム2枚です。
まずは・・・
Title:palette
Musician:大貫妙子
大貫妙子の楽曲のうち、人気の高い曲、知名度の高い曲をあつめたセレクションアルバム。
で、この作品にも収録されていて、私くらいの30代前半の世代にとっては懐かしいのが、この曲
懐かしい~。「みんなのうた」ですね。なんか、こういう映像が、YouTubeあされば簡単に見れるって、いい時代になったなぁ、なんて思ってしまいます。
微妙に不気味な曲調やアレンジ、そして、ユーモラスながら同じく不思議な雰囲気の歌詞。クレーアニメとともに、妙な印象を残しています。
この曲に限らず、どこかファンタジックで幻想的。かつ、不思議な雰囲気をかもしだしている曲もこのアルバムには多く収録されています。ここらへんが、大貫妙子の個性を作り出している印象を受けました。
また一方、メロディーやアレンジの面でもAORやジャジー、かと思えばテクノポップやエレクトロニカと、音楽のジャンルに壁をつくらない、幅広い興味が見て取れてこちらも魅力的。
全体的に、少し不思議な雰囲気を出しつつも、心地よいポップスが展開される、素敵なアルバムでした。あまりヒットチャートによく顔を出すタイプのミュージシャンじゃないので、あまり聴いたことない、という方も多い(・・・というか、私もですが(^^;;)かもしれませんが、そういう方にこそピッタリなセレクション盤でした。
評価:★★★★★
そしてもう1枚。最近、話題のミュージシャンです。
Title:A BIRD
Musician:大橋トリオ
「トリオ」といっても、大橋好規のソロユニット。最近では、前作がCDショップ大賞の準大賞を受賞するなど、話題となっています。
ジャズやボッサ、AORなどの影響を見て取れる、アコースティックなポップソング。こちらも決して派手ではないものの、聴けば聴くほど味が出るような、美メロが魅力的なミュージシャンです。
インパクトが薄いので、シングル単位のヒットは難しいかもしれませんが、アルバム単位で、口コミベースで広がり、徐々に売れていきそうな予感がします。ポップス好きにはお勧めしたい1枚。心地よいサウンドがとても魅力的でした。
評価:★★★★★
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