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2009年6月17日 (水)

今話題のあのピアニストが・・・

今週も表題はアルバムチャートで。

まずは今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

今週のシングルチャート、1位はいろいろな意味で話題にのぼることの多い、GIRL NEXT DOOR「Infinity」が初の1位獲得となりました。初動3万枚で、前作の2万5千枚から増加傾向。ドラマ「アタシんちの男子」主題歌と、あいかわらずの好タイアップで、なんだかんだいっても、徐々にファンをつけているということでしょうか。

2位は倉木麻衣「Beautiful」。初動2万9千枚は前作からほぼ横ばい。ビミョーな感じで、似たような「売れ線狙い」タイプのミュージシャンが1位2位と並びました。どちらも、90年代のヒットチャートのビジネスモデルをそのまま引き継いでいる「ミュージシャン」。ある意味、10年以上前の商業戦略が、いまだにある程度通用しちゃって、新しいビジネスモデルを作り出せていない点が、CD不況の要因のひとつのような感じがします。

で、残り初登場5曲は、5位から10位にズラリと並んでいます。

6位 小悪魔ヘヴン/GACKT
7位 本日、満開ワタシ色!/桂ヒナギクwith白皇学院生徒会三人娘starring伊藤静with矢作紗友里&中尾衣里&浅野真澄
8位 Summer Greeting/TUBE
9位 梟-フクロウ-/Plastic Tree
10位 EASY GO/加藤和樹

このたび、スペルが大文字になったGACKTは、ソロデビュー10周年記念の4週連続リリースの第1弾。ファンクラブ限定の先行盤では、GACKT本人が女装したアップの写真がジャケット写真になり話題となりました。

7位は、テレビアニメ「ハヤテのごとく!!」エンディングテーマ。8位、TUBEがランクインしてくると、そろそろ夏だなぁという感じがしますね(笑)。ここ最近は、あまり大きなヒットはありませんが・・・。

9位Plastic Treeは、既に10年以上のキャリアを持つ、ベテランのビジュアル系バンド。おそらくシングルでは初のベスト10ヒットでは?根強い人気を誇っていたのですが、昨今のビジュアル系ブームの影響で、人気再燃といったところでしょうか?ちょっとビックリですが、まだまだ人気は伸びていきそうな予感も。

10位は、「仮面ライダーカブト」の出演などでブレイクした男性アイドル。派手なヒットはないものの、根強い固定ファンに支えられている感じです。


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

アルバムは今週はニューエントリーラッシュ。10枚中8枚がベスト10に初登場となりました。

その中で1位を獲得したのが、やはり強いですね、GReeeeN「塩、コショウ」。初動45万枚は、今年発売したアルバムの中では、初動最高売上らしいです。前作が37万7千枚だったので、それを上回る好セールス。その人気を確固たるものとしています。

以下

2位 THE GREAT VACATION VOL.1~SUPER BEST OF GLAY~/GLAY
3位 VAMPS/VAMPS
4位 JOURNEY/RIP SLYME
5位 魂のゆくえ/くるり

と並んでいます。

2位GLAYは、DVDを含め5枚組のベスト盤。初回盤で6,800円という価格設定もあり、売上は厳しいのでは?と思ったのですが、それでも2位に食い込むあたり、なんだかんだいってもまだまだ根強い人気があるなぁ、と実感します。

3位VAMPSは、ラルクのHydeとOblivion dustのKAZによるプロジェクト。初動6万は、ちょっと苦戦か?

4位RIP SLYMEは、最近、ILMARIの熱愛騒動がワイドショーを賑わせてますね。ただ、肝心のアルバムの売上は、前作の初動6万9千枚から4万8千枚へダウン。もうひとふんばり、がんばってほしいところなのですが・・・。

5位くるりも、前作の初動5万3千枚から3万9千枚とダウン。ここ2作、減少傾向が続いているのが気にかかるところ。こちらも根強いファンがついているので、そろそろ横ばい傾向になると思うのですが・・・。

で、7位にはBRAHMAN「ETERNAL RECURRENCE」、9位にさだまさし「美しい朝」がそれぞれランクイン。

さだまさしのアルバム、ベスト10入りとはすごいなぁ・・・と思ったら、なにげにアルバムはコンスタントにベスト20には入ってきているんですね。彼も、その人気には、本当に根強いものがあります。

そして、今週、8位にランクアップして初登場ベスト10入りを果たしたのが、辻井伸行「debut」でした。

ご存知、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝して、大きなニュースとなった盲目のピアニストのデビュー作。今週、1万7千枚を売り上げて、一気にベスト10入りを果たしました。

クラシックのアルバムがベスト10入りというのもビックリなのですが、それほど彼のニュースが大きなインパクトを私たちにもたらした、ということなのでしょう。個人的にも正直聴いてみたいですし、このアルバムを買いに走った人たちの気持ちも、基本的にミーハーな私にはわかるような気はします。

ただ、一方で、それだけクラシック音楽に対する潜在的な需要があった、ともいえるわけで。でも、クラシック音楽を聴きたい、と思えば、「名盤ガイド」みたいな手引きは、本屋へ行けば普通に入手できるし、クラシック音楽のCDも、「名盤」といわれるものでも、千円代の安価で入手も可能なんですよね。

今回このCDを買った1万7千人の人たちの一部が、こういうニュースになったから、ではなく、もう一歩踏み出して、自分からいい音楽を求めに少しだけ進み出せば、もっともっとクラシック音楽を含めた、音楽シーンにも活気が生まれると思うんですよね。なんか、こういうニュースになった時しか音楽を聴かない、としたら、それはそれでちょっと寂しいなぁ・・・なんてことも感じてしまいました。

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コメント

こんにちは!

>>こういうニュースになったから、ではなく、もう一歩踏み出して、自分からいい音楽を求めに少しだけ進み出せば

>>なんか、こういうニュースになった時しか音楽を聴かない、としたら、それはそれでちょっと寂しいなぁ・・・

辻井氏の一件で僕が抱いていたもやもや感を、ゆういちさんの最後の一文が全て解決してくださりました。
そうですよね。ミーハーが悪いのではなくて、それをきっかけにもっと音楽に踏み込んで下さる方が増えればもっともっと良い音楽が生まれるはずなんですよね。
今回の件で、CD不況が少しでも払拭されて業界が活気づくことを祈ります!

投稿: 501 | 2009年6月18日 (木) 18時27分

>501さん
そうなんですよね。話題になっているから聴いてみる、というのはいいと思うのですが、聴いてみて、それでおしまい、というのじゃ、あまりにも寂しいんですよね。
確かにクラシックとか、ちゃんと理解しようとすると大変ですが、美しいメロをポップ感覚で聴くことも可能ですし、名盤ガイドとかたくさん出ているから、そういう名盤を探すのも簡単ですし・・・。
これをきっかけに、そういう人が、例えば1割くらいでもあらわれるといいんですけどね~。

投稿: ゆういち | 2009年6月19日 (金) 19時37分

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