これからが楽しみ・・・かな?
今日は、新人バンド2組。
まずは、ボーカルがチェロ弾きという独自の編成で話題(?)ののあのわ。
Title:ゆめの在りか
Musician:のあのわ
チェロを加えた編成・・・という割りには、チェロをあんまり生かしていなかったような印象が強く、普通のギターロックバンドという印象が。
あえていえば、JUDY AND MARY meets Charaって感じかな?クラムボンみたいな雰囲気も感じたけど。バンドサウンド主体のポップスに、クラッシックの要素を隠し味的に入れた、といっていいかな?
個人的には、もっとチェロを加えた、という独自の編成を前に押し出してきてもよかったように思います。前述のように、既存のミュージシャンの顔が思い出せちゃう時点で、少々のあのわとしての個性が薄かったかも。
伸ばすべき個性を持っているバンドだと思うだけに今後の成長次第ではおもしろいと思うのですが。
評価:★★★★
そしてこちらは、名古屋から出てきたギターロックバンド。
Title:SHY!!
Musician:竹内電気
基本的には「パワーポップ」バンドということになるのかな?ただ、パワーポップの一言ではおさまらない多様な音楽性が垣間見れます。
「happy end」は、あえていえばスキマスイッチ+くるり。他にも「semisuite」のように、ソウルの要素が入った曲があるかと思えば、「graffiti」は、VAN HALENあたりを思い出させるような、80年代のハードロック路線。かと思えばラストの「memories」は、いきなりThe Byrdsの「Mr.Tambourine Man」のイントロからスタート・・・と、実に多彩な音楽性を感じさせます。
それだけに、実力のほどを感じられるのですが、一方で、メロディーがいまひとつだったかなぁ。インパクトがないというか、ちょっとベタというか。幅広い音楽性の割りには「ヒネリ」を感じられず、これだけバリエーションのある楽曲にも関わらず、アルバムの最後には飽きがきてしまいました。
こちらも個性と実力のほどは垣間見れるだけに、成長次第ではおもしろくなりそうな予感はします。ただ、現段階だと、乗り越えなければいけない壁は多いかも。
評価:★★★
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