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2009年5月12日 (火)

日本発 世界レベル?

Title:THIS IS MY SHIT
Musician:80kidz

THIS IS MY SHIT

海外でも話題になるなど、日本発世界レベルのエレクトロユニットとして今、最も注目される、80kidzの新作・・・・・・

らしいですね(^^;;はっきりいってほとんど知りませんでした。

先日、タワーレコードへ行った時に、大々的にディスプレイされており、パッと試聴してみて、かなりよかったため、半分衝動買いで買ってしまった作品(笑)。

ただ、試聴してかなりピンと来た作品ながら、正直言ってしまうと、「世界レベル」といわれて、具体的にどこかどういいのか、あまりわかりません。

JUSTICEあたりに通じるような、エレクトロ路線は、今のシーンの中で、よくありがちな音。決して目新しいわけでも斬新なわけでもありません。

にも関わらず聴いていて、はまってしまうんですよね。

おそらくこれは、彼らが抜群のポップスセンスを持っていて、リスナーの壺をついたような音づくりをしているから、なのではないでしょうか。

全編にわたって、ビートが強いロックテイストの作品が多く、かつダンサナブルな音づくり。リスナーの期待をいい意味で全く裏切らない展開は、何も考えず素直にその音に身をまかせることのできるポピュラリティーを持っています。

テクノポップ風の「7inch Pop」や、ディスコ風の「Frankie」など、ともすればベタに捉えられそうなポップソングを上手く組み合わせつつ、ハウス風の「Arab.Hertz Club」なども組み合わせ、バリバリの強いビートを効かせた「Fait La Danse」など、バリエーション豊富な楽曲を展開させ、ラストまで飽きさせません。

こういうバランス感覚の良さというか、リスナーの壺をつくという、ポピュラリティーに対するセンスの鋭さというか、ここらへんが高い評価を受ける要因なんでしょうか?

本当に「世界レベル」かどうか、といわれると、判断しずらい部分はあります。ただ、このアルバムが名作なのは間違いありません。エレクトロ好きに限らず、ロック好き、ポップス好きにもお勧めできる作品です。

評価:★★★★★

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