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2009年5月28日 (木)

マボロシを愛したの~♪

Title:マボロシのシ
Musician:マボロシ

マボロシのシ

マボロシの最新作。1曲目がいきなり「オリビアを聴きながら」・・・ってなんじゃそれは?と思いきや、いきなり、杏里の「オリビアを聴きながら」の

「マボロシを愛したの~♪」

のフレーズがサンプリングされ繰り返されるだけの内容(笑)。大笑いしてしまいました。

マボロシは、以前からユーモアあふれる歌詞が特徴的だったミュージシャンでしたが、今回もまた、ユーモアで、かつどこか皮肉めいたウィットの富んだ歌詞を多く聴かせてくれています。

日本のラップシーンを皮肉った「ジェイラップ」や、あまりにもまんまなエロ歌詞の「ワンモアヴァース」などかなりユーモラスな内容を楽しませてくれました。

一方で、いままでの課題だった楽曲のバリエーションに関しても、今回は幅が広がったような印象を受けます。

HIP HOPとロックのミクスチャー・・・という基本スタイルはいままでどおり。ただ、「あまいやまい」では椎名林檎を、「Music Is Mine」ではCrystal Kayを、といった具合に女性ボーカルを積極的にゲストとして起用し、曲に幅をもたせています。

また、HIP HOP+ロックとはいえ、「You Gonna Get Yours」ではかなりHIP HOP寄りの作風になっていたり、一方、「セクシー」ではハードなギターリフを入れたりと、HIP HOPとロックの間を自在に行き来する音楽性も魅力的。

さらには、アコースティックサウンドと歌詞で泣かせる「日本の親父 昭和の親父」や、ポップテイストが楽しい「ヒーロー」など、ポップであることをベースに、様々な作風の曲を聴かせてくれます。

どれもポップで軽快な作風がメインなだけに、HIP HOPリスナーやロックリスナーだけではなく、聴き手を選ばないポピュラリティーも魅力的。歌詞、メロディー、いろいろな側面で、マボロシの最高傑作であり、完成形といえる作品になっていました。最初から最後まで、本当に楽しいアルバムでした。

評価:★★★★★

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