ブリット・アワーズ功労賞受賞!
Title:Yes
Musician:Pet Shop Boys
祝!ブリット・アワーズ功労賞受賞!
日本では、そこそこの知名度、といった感じの彼らですが、イギリスでは既に大物ベテランミュージシャンとして、絶大な支持を得ている・・・・・・といっていいのでしょうか?
そんな彼らの新作が到着しました!
なんかね、「功労賞受賞」なんて、すっかり大物なんだなぁ、と思ったりもするのですが、彼らのアルバムは、本当にどの作品も、気取らない素敵なポップソングを聴かせてくれるんですね。
「くるみ割り人形」をサンプリングした、ユニークな「All over the world」、テンポがよくリズミカルな「Did you see me coming?」や、同じくポップソングでインパクトのある「Pandemonium」あたりが特に耳を惹きます。
しかし、どのナンバーも、打ち込みのサウンドをベースとしたアレンジながらも、とても暖かみのあるポップスばかり。そのやさしい包み込むような歌声とともに、しっかりと心にしみこんでくる、素敵なポップソングの連続でした。
本当は、既に大物ミュージシャン、なはずなのですが、シンプルなポップソングは、素朴さと魅力と親近感を覚える曲ばかりです。
正直、決して真新しいわけではありません。しかし、どんなリスナー層にも薦められる、素敵なポップアルバムがまた登場しました。暖かいメロディーのポップソングが聴きたい方、お勧めです。
評価:★★★★★
ほかに聴いたアルバム
Accelerate/R.E.M.
R.E.M.といえば、個人的には泥臭くて、いかにもアメリカンロックといった雰囲気で、あまり好みのタイプではないかも・・・という印象があったのですが、しかし、この作品は、出だしの「Living Well Is The Best Revenge」からアップテンポでポップな楽曲。その後も特に前半は、アップテンポで聴きやすいナンバーが並んでいて、アルバム全体としても、確かにR.E.M.っぽい泥臭さは健在ながらも、いい意味で聴きやすいアルバムになっていました。
評価:★★★★★
Hard Candy/Madonna
Pharrell Williamsや、Justin Timberlakeなどをむかえ、R&B、HIP HOP色の強い作品となった新作。しかし、これだけの大ベテランになっても、いまだに新たな音を取り込もうとする挑戦心には本当に感心します。
ただ、もっとも内容の方は、実力派を並べただけに、悪くはない出来ながらも、「今時の音を卒なくまとめました」といった感じで、悪くもなく、絶賛するほどもなく・・・といった感じかな。テンポのいいアルバムで十分楽しめる作品ではあるのですが。
評価:★★★★
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