派手なジャケットとは対照的
Title:VIVA A.I.
Musician:A.I.
なんか、雑誌の表紙みたいなド派手なジャケット写真。センスの良し悪しはともかく(笑)、かなりインパクトのあるジャケ写になっています。
ただ、この派手なジャケットと対照的に、今回の作品、全体的にミディアムテンポのナンバーが目立つ、地味目な作風となっていました。
「So Special」「君といた場所」など、前半もメロウなナンバーが並び、後半にも「Nobody like you」「ROSE」などのバラードナンバーが続きます。また、後半には、あのアカデミー賞授賞映画のイメージソング(の割りには全く話題にならなかった(苦笑))「おくりびと」も収録。彼女のイメージとはかなり異なる、クラッシック音楽風のバラードナンバーに挑戦しています。
もちろん、冒頭の「YOU ARE MY STAR」や、デジロック風の「SCREAM」などアップテンポなナンバーも多かったのですが、全体として、いまひとつ、アルバムとしてのインパクトが薄いように感じました。
悪いアルバムではなかったのですが・・・勢いという側面で、かつてほどのものは残念ながら感じられません。全盛期に一区切りがついて、いかにこの人気を固定化するかの過渡期かもしれません。彼女にとっては今が正念場。まあ、このくらいの出来なら、急に人気を落とすことはないと思うんですけどね。
評価:★★★★
ほかに聴いたアルバム
ファンキーモンキーベイビーズ3/FANKY MONKEY BABYS
「桜」「雪が降る街」・・・・・・わぁ、タイトルだけですごいベタだよぉ(^^;;
そして、肝心の内容もすごくベタベタ。まさに前向きソングのオンパレード。一応、「HIP HOPミュージシャン」なのですが、ラップもただおまけみたいなポップソング。まあ、聴きやすく、インパクトはあるのですが・・・高校生の頃なら、それなりにはまったかも(^^;;ちょっと30超えてから聴くには辛いなぁ(苦笑)。
評価:★★★
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