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2009年4月14日 (火)

MCUの原点

Title:SHU・HA・RI~STILL LOVE
Musician:MCU

SHU・HA・RI~STILL LOVE~

KICK THE CAN CREWのMC、MCUによるソロ3枚目となる作品。

MCUのソロとしての作品は、彼の音楽的な原点を強く感じる作品が続いていました。

1作目は、かなりロック寄りを意識させる作品。2作目は、ハードコアな作風の楽曲もありながら、やはりロックテイストの強い作品になっていました。

3作目となる本作は、ロック、というよりも「日本のポップスロック、歌謡曲」からの影響を強く感じる作品になっていました。

特に1曲目「STILL LOVE」では、GLAYのTERUをボーカルに迎え、やはりGLAYっぽい作風になっています。GLAYといえば、いかにも日本風のポップスロックバンドの代表格。そしてそれもまた、MCUの原点のひとつ、なのでしょう。

その後も、全体的に歌謡曲テイストが強く、ポップで聴かせる作風になっていました。「涙のtake a chance」に至っては、風見しんごのヒット曲のカバー。いかにも「アイドル歌謡曲」といった雰囲気の楽曲で、こちらもまた、MCUの音楽的原点を感じさせます。

しかし、決して「歌謡曲ラップ」にはとどまっていません。「FREE 3MC'S 1」「FREE 3MC'S 2」のように、フリースタイルを取り入れた、ラップにこだわったHIP HOPチューンや、日本のHIP HOPの黎明期を支えたいとうせいこうを迎えた「マイク2本」など、本格的なナンバーもしっかりと聴かせてくれています。

しかし、ここ3枚のMCUのソロを聴くと、彼の音楽的な影響が本当に幅広いなぁ、と感じさせてくれます。他にも「グッドイナフ」ではチップチューンを取り入れていますし、「JUMP少年」はテクノを取り入れたりと実に多彩。最後まで、そのバラエティー富んだ作風に全く飽きることがありません。

「歌謡曲」色の強い作品から、本格的なHIP HOPナンバーまで、実に幅広い作風を楽しめます。前2作同様、リスナー層を限定しないポップアルバムといっていいと思います。HIP HOPに普段触れていない方にもお勧めできる作品です。

評価:★★★★★

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