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2009年3月18日 (水)

ここ最近、毎週だな・・・。

と思わずぼやいてしまう、今週も新譜ラッシュ。今週もシングルが10曲中7曲、アルバムが10枚中6枚、新譜となりました。

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

まずシングル。今週1位はKAT-TUN「RESCUE」。初動32万枚と、堂々の1位です。

前作から、わずか1ヶ月のリリース。前作に続き本作もドラマ主題歌。ここ最近、少々売上が落ち込み気味だったのですが、本作は、前作の初動28万枚からなんとか持ち直し、再び初動30万枚にのせました。

そして、それに続いたのが、2位遊助「ひまわり」でした。ご存知、羞恥心などでおなじみのタレント上地雄輔のソロシングル。2位におわったものの、初動21万枚は、通常なら十分1位を狙えた枚数。ちなみに、ソロで初動で20万枚を突破したシングルは、宇多田ヒカルの「Flaver Of Life」以来だそうで・・・ってまたどーでもいいニッチな記録だなぁ(苦笑)。ただ、やはり初動で20万枚を超える結果は正直ビックリ。この人気ってやはり羞恥心の影響??ちょっとここまで人気があるのは意外でした。

以下

3位 Survivor/東方神起
4位 刹那/GReeeeN
6位 I GOTTA KICK START NOW/VAMPS
8位 抱きしめて抱きしめて/Berryz工房
9位 Cafe Wonderland/リ・シウォン

3位9位は韓国系アイドル。ここらへんは、アイドル系、ビジュアル系、アニメ系と並んで、がっちり固定ファンを確保していて、確実にベスト10に入ってくるジャンルとなりましたね。固定ファン以外に全くリスナーが浸透していかないのも同様・・・。東方神起は4作連続1位だったのですが、さすがに日本のアイドルには勝てませんでした・・・。

GReeeNは、初動6万3千枚と、前作の初動7万1千枚からダウン。ドラマ主題歌だったのですが、出足は前作に及びませんでした。彼らも、いまひとつ、固定ファンを確保しているのかどうなのか、わかりにくいよなぁ。

ラルクのHydeのユニット、VAMPSは、6位とちょっと不調なのですが、これは、金曜日発売の影響もあるのでしょう。なんでも、わざと13日の金曜日を狙って発売したのだとか。まあ、固定ファン層をしっかり持っているユニットなんで、初登場順位は無意味なのかな?


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

アルバムチャートも新譜ラッシュなのですが、1位2位は見事、ギターロック系バンドが並んでいます。

1位はレミオロメンのベストアルバム「レミオベスト」。前作のオリジナルアルバム「風のクロマ」が、初動わずか5万だったのに対して、ベスト盤は見事初動28万枚。まだまだ、その強さを見せつけました。

それに続いたのが、RADWIMPS「アルトコロニーの定理」。先行シングル「オーダーメイド」がチャート1位を獲得し、一躍その名を知らしめたのですが、このアルバムも、初動21万枚という立派な成績で2位。本来なら、十分1位を狙える売上です。この勢いはまだまだ止まらないのか??

そして、これらのギターロック系バンドに続く3位にランクインしたのが、Utada「This Is The One」。うーん、わずか初動7万枚・・・というのも、このアルバム、14日の土曜日発売だからなんですよね。ホワイトデーのお返し、ということを意識したのかな?ただ、それを差し引いても、ちょっと初動が低い印象も受けてしまうのですが。

4位にはAqua Timez「うたい去りし花」がランクインしています。初動6万8千枚。前作「ダレカの地上絵」が初動5万7千枚なので、一応、人気は上向き、ということになるのでしょうが、先日発売されたシングルは、最高位11位と伸び悩んだり、いまひとつ人気が停滞気味。もっと売れるタイプのバンドだと思ったんだけどなぁ。

新譜はあと2枚。7位にゴスペラーズ「Hurray!」、10位にCHEMISTRY「the CHEMISTRY joint album」と、どちらも男性R&B勢がランクイン。どちらも一世を風靡したユニットだけに、ブームが去った後といった感じで寂しい印象。特にCHEMISTRYの凋落ぶりはちょっと悲惨だなぁ。ただ、ここがふんばりどころといったところでしょうか?

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コメント

お久しぶりです。

最近は毎週のようにリリースラッシュでロングヒットするタイミングもないといった感じでしょうか(苦笑)

上地さんもある意味ではアイドル人気なところがありますからね。昨年の活躍を見ていると、女性ファンが本当に増えたような気がします。
不況でのジャニーズの強さも見ると、女性のアイドルファンって凄いと思ってしまいます^^;

アルバムはラッドの躍進ぶりにびっくりしました。密かにファンを増やして、順調にバンプやアジカンの後を追っているような気がします。

対して不調なのはUtadaさん。
彼女の場合は日本でのプロモーション不足かなぁ・・・と思います。
まぁ重要なのは全米での売上で、3月24日の全米リリースを5月12日に延期して、その間で精力的に向こうでプロモーションを行うようです。

肝心の内容は、前作の反省点を踏まえたのか、かなり肩の力が抜けたいいアルバムになってたと思います。
是非向こうでもヒットしてほしいです。

投稿: 亮 | 2009年3月19日 (木) 00時09分

>亮さん
宇多田ヒカルはアメリカでもがんばってほしいんですけどね。5月のリリース前にはもっとプロモーション活動をするのでしょうか?拠点をアメリカに移すぐらい、本腰を入れないと、ブレイクは厳しいと思うのですが・・・。
ラッドは本当に勢いに乗っていますね。着実にファンを増やしています。チャットモンチーといい、最近、ギターロック勢に勢いがあるなぁ。

投稿: ゆういち | 2009年3月21日 (土) 22時27分

たいして売れてない歌手のファンの方って気の毒ですねぇ~。だっていちいち売れちゃった歌手けなさなきゃやってられないよね。売り方がどーのこーのって(爆笑)

投稿: 爆笑王 | 2009年3月21日 (土) 23時12分

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