金太郎飴状態(?)
Title:VERY BEST CRUSADERS
Musician:BEAT CRUSADERS
メジャーデビュー5周年を記念してリリースされた、メジャー初となるベストアルバム。
どの曲も、似たようなタイプのパワーポップチューン。アレンジも、ベッタリとした、厚いギターサウンドを響かせるバンドサウンドで、特に必要以上に技巧の凝ったものでもありません。
それでも最後まで全く飽きずに聴けることが出来るのは、やはり、そのとことんポップなメロディーライン。そして、最初から最後まで全く変わらない、その勢いのあるサウンド。ということになるのでしょうか。
・・・・・・
うーん、なんてこと、以前からずっと思っていて、いまさらベスト盤で語ることはないんですけどね(^^;;
ディスコチューンの「BANG!BANG!」や、ハードコア路線の「CUM ON FEEL THE NOIZE」、ラップを入れてきた「HEY×2 LOOK×2」など、彼らなりにも「別路線」の楽曲を演っていたりもするのですが、基本はポップでキャッチーなパワーポップ。この路線はいまでもかわりません。
通常盤では、以前発売されたカバーアルバムに収録された、ABBAの「DANCING QUEEN」も収録されているのですが、ここらへん、彼らのポップスに対する愛情も感じられます。
安心して聴ける、という表現はロックバンドにとって決してほめ言葉ではありません。でも、安心して聴けちゃうんですよね、彼らの曲は。
それは、ポップスに対する愛情ゆえに、ロックバンドとしての刺激以上に、ポップであることを追い求めている結果なのかもしれません。
でも、そのおかげで、ともすれば金太郎飴的なベスト盤でも、最後まで飽きることなく聴けてしまうんでしょうね。BEAT CRUSADERSのポップスバンドとしての魅力が、より感じることが出来たベスト盤でした。
評価:★★★★★
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