新譜ラッシュは続く・・・
今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/
先週に引き続き、今週も新譜ラッシュ。今週は、10曲中、3位秋元順子以外すべてが新譜(!)というチャートになっています。
ただ、固定ファン向けの新譜メインだった先週に比べると、今週は、広く知られた名前がずらり。今回の新譜からロングヒットも生まれるか?
初登場曲9曲は以下のとおり。
1位 約束/Kinki Kids
2位 歩み/GReeeeN
4位 ビルマニア/吉井和哉
5位 どこ/木村カエラ
6位 GHOST/Gackt
7位 20-CRY-/加藤ミリヤ
8位 空と糸/ムック
9位 silky heart/堀江由衣
10位 初恋ダッシュ/渡り廊下走り隊
Kinki Kidsは、これで28作連続1位という、自己記録を更新しています。もっとも、初動売上は17万枚と、前作の18万7千枚から減少傾向。それでも、GReeeeNにぶつけてくるあたり、自信のあらわれか?実際、GReeeeNとは、10万枚の差をつけていますが・・・。
2位のGReeeeNは、前作初動4万2千枚から7万1千枚にアップ。CMタイアップがきいたのでしょうか?ただ、着実に固定ファンをつけ、まだまだ勢いを感じさせます。
吉井和哉が4位というのは健闘なのかな?ただ、前作「バッカ」も初動2万1千枚で、本作も初動2万3千枚。その前の「シュレッダー」も初動2万枚なので、見事横ばい。知名度はそこそこ一般レベルながらも、彼もまた、固定ファンに支えられている傾向が強いみたいですね。
Gacktは、前作1万8千枚から1万6千枚へとまたまたダウン傾向。知名度の割りにはCDの売上の方は頭打ちかな?大きなタイアップをとってこれば、まだまだ伸びそうな感じもするのですが・・・。
そして最後に聞きなれない名前が・・・渡り廊下走り隊は、AKB48からのユニットで、プロデュースはもちろん秋元康。80年代のおにゃん子クラブそのままのネーミングセンスにはビックリしちゃいますが、何度も書いているみたいに、この80年代90年代的なセンスを持った人たちが、いまだにチャートを席巻しているといて、今風の新たな価値観を打ち出していないという点が、音楽業界がいまひとつ売上的に頭打ちな大きな理由だと思うんですけどね。
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
今週は、シングルチャート同様、アルバムチャートもチャートラッシュ。10枚中6枚が新譜というチャートとなりました。
ちなみに新譜6枚は・・・
1位 TRICK/倖田來未
2位 RAINBOW/福原美穂
3位 SERIOUS JAPANESE/TERIYAKI BOYZ
5位 MEDLEY PREMIUM BOX"S"/清春
6位 For(n)ever/Hoobastank
7位 #5/FLOW
の6枚。ある意味、シングルチャート以上にバラエティーに富んでいます。
倖田來未は見事1位獲得ながらも、前作「Kingdom」の初動42万枚から、初動25万枚へと大幅減。ポスト浜崎あゆみの座も奪えず、完全にピークを過ぎちゃいましたね。
福原美穂は、シングルであれだけプッシュされていたにも関わらず、なかなか芽が出ず、このまま消えていくのか、と思われた矢先、見事アルバムでブレイク・・・という感じでしょうか?ただ、勝負はまだまだこれからといったところかなぁ?
TERIYAKI BOYZは、m-floとRIP SLYMEの・・・というよりも、牧瀬里穂の旦那が率いる、といった方が知名度は高いかな?(笑)初登場3位で健闘じゃん、と思ったのですが、前作は初動5万4千枚なので、本作2万6千枚は大幅ダウン。ただ、今後もコンスタントに活動を続けてくれたらうれしいんですけどね。
5位清春は、先日1月29日のライブをもって、正式に解散した黒夢の楽曲のセルフカバーアルバム。これで、彼自身の音楽活動にもひとつの区切りをつけたってことでしょうか?
6位に入ってきたHoobastankは、アメリカのロックバンド。ハードロックの影響が強いバンドサウンドとポップなメロディーが魅力的なバンドで、前作「欲望」に続く2作目のベスト10ヒットとなりました。ただし、初動売上は前作2万3千枚に対して本作は1万6千枚と少々減少。これを固定ファンとしていけるか、これからが勝負でしょう。
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コメント
TOP10中、9曲初登場!
昔なら有り得なかった光景ですよね・・・。
キンキを筆頭に、ほとんどが固定ファンをがっちり確保しているが故のTOP10入りといった印象が強いですね。最近のシングルチャートは固定ファンで成り立ってるからこそ、9曲初登場という光景も度々見られるのかなぁと思ったりもします。
Gacktさんは前作からファンクラブ会員のみ、1週間早くネット通販で買うことが出来るようで、その分はオリコンの集計対象ではないようです。
チャートなんてどうでもいいのかな?といったらGacktさんらしいですが・・・。
TERIYAKI BOYZは本当に久しぶりのアルバムといった感じで嬉しいです。
今作で全米デビューもするそうで、まだまだ活動続きそうです。
投稿: 亮 | 2009年2月 5日 (木) 14時11分
>亮さん
>Gackt
へ~。そうなんですか。ファンとしては最高のファンサービスですね。
確かに、初動目当ての最近のチャートの中、こういう手法をとるというのは、逆にチャートなんてどうでもよくて、かなりの自信があるんでしょうね。情報、ありがとうございました。
TERIYAKIのアルバム、かなりよさげ。まだきいていないので、早く聴いてみたいです。
投稿: ゆういち | 2009年2月 5日 (木) 23時56分