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2009年1月10日 (土)

王者の貫禄??

Title:Prospekt's March
Musician:Coldplay

Prospekt's March

昨年リリースされた「Viva La Vida Or Death And All His Friends」が売上、評価共に絶好調なColdplayが早くもリリースしたミニアルバム・・・なのですが、ミュージシャン側の意図としては、あくまでも「Viva La Vida」の続編的扱いだそうで、このアルバムも、単品としては全世界25万枚の限定発売。今後は、「Viva La Vida」と1セットとして売っていくそうです。

アルバム「Viva La Vida~」も文句なしに素晴らしい作品だったのですが、この作品も、その続編として、勝るとも劣らない素晴らしい内容になっています。

基本的には、序盤、アコースティックなサウンドで控えめにスタートし、その後、徐々に音数を増やしていき、盛り上がっていくというスタイル。ピアノやストリングスなどを大胆に導入したそのサウンドは、まるで夢の世界のよう。この盛り上げ方にはある種の「わかりやすさ」もあって、実にリスナーの壺をついたサウンド、メロディーになっています。

また、この作品でおもしろいのは、Jay-Zとコラボレートした「Lost+」で、HIP HOPとコラボレートすることにより、Coldplayの音楽の世界をより広げています。こういう挑戦精神があるからこそ、今のColdplayの人気につながっているのかもしれません。

「Viva La Vida~」を聴いた方は、まず聴いておくべき作品。「Viva La Vida~」をまだ聴いていない方は、既にセットでの販売もはじまっているみたいなので、本作とセットにしたアルバムを是非とも聴いてみてください。

ある意味、Coldplayが、さらに上の段階へ進化した・・・大げさな言い方かもしれませんが、そうとも感じてしまったミニアルバムでした。

評価:★★★★★

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