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2009年1月22日 (木)

変わらない

Title:NEW TOWN STREET
Musician:木根尚登

NEW TOWN STREET

昨年、驚きと共に日本中をかけまわった小室哲哉逮捕のニュース。

かつての時代のスターの、あまりの凋落振りにショックを受けた方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、そんなすっかりかわってしまった小室先生とは裏腹に、小室先生の盟友、木根尚登は、いまだに全く変わっていません。

アコースティックベースのシンプルで、フォーキーな雰囲気のポップスに、学生時代の素朴で純粋な恋愛を思い起こさせるようなラブソングや、前向きで暖かい歌詞の世界は、TM時代のキネバラの世界そのもの。少々チャイルディッシュな部分も含めて、木根尚登らしいアルバムに仕上がっています。

しかしその一方で、ロック風なサウンドとメッセージ性の強い歌詞が特徴的な「フリー」や、社会派な歌詞が印象に残る「悲しみのチルドレン」など、社会性の強い作品も目立ちました。変わらない、といってもその一方では自らの世界観を崩さない程度に、新たな世界も模索する姿も見受けられる作品でした。

個人的には、結婚する友達に対して歌った「心の花束」などが、素敵な雰囲気の曲で彼らしくて気に入りました。素直でシンプル、暖かい雰囲気の楽しめる、素敵なポップスアルバムだと思います。

評価:★★★★

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