2008年ベストアルバム(洋楽編)
2009年も、既に1ヶ月が過ぎ去ろうとしているのですが・・・おくればせながら、毎年恒例のベストアルバムです。まずは洋楽編ベスト5から。
5位 Car Alarm/The Sea And Cake
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決して派手ではないけど、暖かくしみいるようなポップソングがとても魅力的。聴けば聴くほどはまっていくようなスルメのようなアルバムでした。いわゆるインディーポップなのですが、決してマニア向けだけに走らず、かといって奥深いサウンドを楽しめる傑作でした。
4位 That Lucky Old Sun/Brian Wilson
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ケーキのようにポップで甘いメロディーと、分厚いんだけども過剰ではなく、素敵なデコレーションケーキのデコレーションのようなアレンジが見事にフィットした傑作。Brilan Wilsonというミュージシャンの才能をあらためて感じる傑作でした。
3位 Oracular Spectacular/MGMT
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ドリーミーなポップソングという意味では4位のBrian Wilsonとかぶるかな?多分、楽曲の出来自体も個人的なはまり具合もBrian Wilsonの方が上なのですが、将来性を見込んで3位にしました。今後が楽しみな大物新人その1です。
2位 Vampire Weekend/Vampire Weekend
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そしてこちらが、今後が楽しみな大物新人その2。心地よいアフロビートのテンポとポップなメロディーライン、そしてその間に垣間見られるユーモアセンスがとても心地よい作品です。個性といった点でも、ポップスセンスといった点でも、今後のますますの発展が期待できる新人だといえるでしょう。
そして1位は・・・
1位 Viva La Vida or Death And All His Frineds/Coldplay
内容でもセールスの面でも、間違いなく今年を代表する傑作でしょう。何度も書いていますが、曲にスケール感と重厚さが増して、Coldplayが一皮向けて、名実ともに「大物」の仲間入りをした作品だと思います。その後発売されたミニアルバム「Prospekt's March」も傑作だったので、今から聴くなら、両者がセットになったバージョンがお勧めです。
以上。
今年の洋楽ベスト5はこんな感じでした。5枚とも、アレンジやバンドサウンドなどを聴かせるというよりは、しっかりとしたメロディーラインを前に押し出しているミュージシャンたちの作品が並んでいます。しかし、じゃあバックはおざなりか、といわれればそうではなく、何気に緻密なサウンドを作り上げている作品ばかり。そういう意味では、ポップと実験性のバランスの取れた作品が並んだのかもしれません。
あらためてベスト5を並べると
1 Viva La Vida or Death And All His Frineds/Coldplay
2 Vampire Weekend/Vampire Weekend
3 Oracular Spectacular/MGMT
4 That Lucky Old Sun/Brilan Wilson
5 Car Alarm/The Sea And Cake
ちなみに参考までに
去年と比べると、今年はR&B、ソウル系でこれは、といった作品はなかったかも。AdeleやDuffyなどはよかったのですが、ベスト5にまでは入れなかったなぁ。ブラック系だとLil Wayneが名盤を出していましたけどね。ただ、昨年今年と、あいかわらずシーンをガラッと変えてしまうようなミュージシャンが登場していないのが特徴的。ここらへんが、長く続く「CD不況」の原因のひとつだとは思うのですが・・・。今年こそ、シーンを大きく変えてしまうようなアルバムに出会いたいですね。
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