何もかわっていない(いい意味で)
Title:飛び立った7頭の蝶たち
Musician:advantage Lucy
advantage Lucy・・・・・・懐かしい名前だなぁ。「グッバイ」、名曲だったなぁ・・・。
昔は大好きなバンドだったんですよ。でも、ここ最近、あまり名前を聞かなくなって、どうしたのかなぁ、なんて思っていて。
で、なんと久しぶりに3年ぶりとなるニューアルバムをリリース!!彼女たちも、3年間、何もしていなかったわけではなく、ちょくちょくと新曲も発表していたそうで、ここ最近の活動をまとめて1枚のミニアルバムにしたのが本作だそうです。
そういう訳で、厳密に、今、現段階のadvantage Lucyという訳ではないのですが・・・何もかわっていないなぁ・・・アコースティックなアレンジに包み込むようなやさしくポップなメロディーライン、そしてアイコの舌たらずなかわいらしいボーカル・・・。
「何もかわっていない」というとミュージシャンとして決してプラスの評価ではありません。しかし、久しく名前を聞いていなかったミュージシャンが、久々にリリースした新譜が、以前と何もかわっていなかったとしたら、やはりそれは昔好きだった身としてはとてもうれしいもの。聴いていて、本当にほっと安心してしまうアルバムでした。
次は是非、純然たる新譜を期待したいところ。いつの間にか2人組になってしまったみたいですが、またかつてのような名曲をどんどんと聴かせてください!
評価:★★★★★
ほかに聴いたアルバム
YMCK SONGBOOK-songs before 8bit-/YMCK
8bitミュージシャンYMCKによるカバーアルバム。それもまた渋く、全編、フォークシンガーのカバーで、それも誰もが知っている曲・・・だけではなく、遠藤賢司の「満足できるかな」や友部正人の「まるで正直者のように」など、微妙に通好みしそうな渋い選曲を、ピコピコの8bitで大胆にカバーしています。
フォークと8bitの微妙な対比がなかなかおもしろく、企画としては成功だったと思います。前述の「満足できるかな」なんて、意外と8bitにマッチしていておもしろかったし。ただ、以前と同様、やはりこのサウンドはパッと聴くとおもしろいけど、長く聴いていると飽きる・・・。ま、比較的短い内容だし、曲は耳なじみある曲も多いし、それなりに楽しめるアルバムだとは思うのですが。
評価:★★★★
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