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2008年11月16日 (日)

通ごのみ?

Title:10th Anniversary Songs~tribute to COIL
Musician:福耳

10th Anniversary Songs~tribute to COIL

もう結成から10年になるんですか・・・。オフィスオーガスタ所属ミュージシャンによるユニット福耳の2枚目となるアルバム。

しかし、それにしても、そのテーマが「COILへのトリビュートアルバム」とは・・・(^^;;このアルバムは見事ベスト10ヒットを記録していますが、このアルバムを買った人の多くが「で、COILって誰?」って思ったんじゃないかなぁ。実際、同日に発売された、久しぶりのCOILのニューアルバムは、ベスト50にも入っていなかったし。

ここのサイトでは、デビュー当初からCOILは取り上げているので、ご存知の方も多いかと思いますが、COILとは、オフィスオーガスタ所属の2人組の宅録ユニット。福耳にも参加し、福耳の最新シングル「DANCE BABY DANCE」を提供したのも彼らだったりします。

この作品では、「DANCE BABY DANCE」を含むCOILの過去の名曲の数々を、福耳のメンバーがそれぞれカバーしています。

前述の通り、COILは一般的には無名のミュージシャンで、ここで収録している作品もほとんど知られていません。しかし、福耳のアルバムとして世に出ることによって、なんとかこれらの名曲を少しでも多くの人々の耳に届けようという意気込みが伝わってきます。

なんか、こういう無名でも実力のあるミュージシャンの曲を大切にしようとする姿勢がオフィスオーガスタの良さなのでしょうか?こういう企画は本当にうれしいです。

ここに収録されているCOILの楽曲は決して派手ではありません。しかし、じっくりと聴けば聴くほど味が出るようなポップスソングが並んでいます。ある種の「通好み」かもしれませんが、このアルバムを通じて、少しでもCOILの魅力を伝わればいいのですが。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

GOING NOWHERE/GLORY HILL

「ポスト・エルレガーデン」と呼ばれているそうなのですが、確かにまんまエルレガーデンでした。いや、エルレガーデンの方が、もうちょっとおもしろい、いろいろなタイプのポップソングを書いてくると思うんですけどね。ポップで耳触りはいいけど、それ以上のものは感じられませんでした。

評価:★★★

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