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2008年11月 8日 (土)

ふっきれた?

Title:Intimacy
Musician:Bloc Party

Intimacy

いままでもニューウェーヴからの影響を強く感じるサウンドを奏で、ダンスミュージック方面からの影響も顕著だった彼らでしたが、本作では、それがさらに進化。ギターなどのバンドサウンドは影を潜め、デジタルサウンドが激しいビートを奏でるエレクトロ・パンクなアルバムに仕上がっていました。

ある種、ふっきれた、と言ってしまえるかもしれません。この方向転換に関して、音からは全く迷いが感じられず、ただひたすら信じているベクトルに突き進んでいる、そんな印象がありました。

決してサウンドとして斬新、とはいえないかもしれませんが、それでも本作が十分に楽しめたのは、そんな彼らのサウンドに対する迷いのなさが曲にあらわれているためでしょう。そしてもうひとつ、彼らのポップスセンスの良さが曲に反映されているからではないでしょうか。サウンドはすんなりと耳になじみ、ポップなメロディーとともに、リスナー層を選ばないポピュラリティーを感じさせます。

疾走感のあるビートが楽しめる「One Mouth Off」「Talons」、荘厳なコーラスに、曲の広がりを感じる「Zephyrus」など、エレクトロビート主体ながらも曲に幅を持たせる構成に、最後まで飽きさせません。

進化を続ける3枚目。これからの活躍も楽しみです。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

WE ARE THE PIPETTES/THE PIPETTES

発売当初、気になっていたのですが、さほど評判がよくなかったので見送っていました。で、このほどようやく聴いてみたのですが・・・うーん、たしかにいまひとつかも(^^;;

一応、50年代のガールズポップ風を気取ってはいるのですが、内容は中途半端なポップス。今風になりきるわけでもなく、昔のガールズポップを忠実に今に再現するわけでもなく、コンセプトがどうも中途半端に感じてしまいました。残念。

評価:★★★

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アルバムレビュー(洋楽)2008年」カテゴリの記事

コメント

Bloc Partyの新譜良かったのですかー。
まだ、聴いてなかったのでチェックしてみます。

過去2作は、好きなんですが、ゆういちさんの評価方法を借りるなら、
★★★★
ってところどまりだったので…
>ある種、ふっきれた、と言ってしまえるかもしれません。
逆に言うと、今までがふっ切れてなかったってこと? 確かに、曲によって温度差があったなー。
iTunesでさらっと聞いてみた感じでは、良さそうですね。これはぜひ、ディスクを購入せねば。

ところで、ゆういちさんはDL販売利用してます? 
金額的にも時間的にもメリットはあるんですが、私は、やっぱり「現物が無いとイヤ」なわけです。

どうしても流通に乗ってない海外の作品なんかは、たまに購入しますが。
まあ、円高の影響もあって、国内のショップで2000円するのが、実質800円くらいで買えちゃうのは、魅力的ですがねー。

投稿: everblue | 2008年11月12日 (水) 11時22分

>everblueさん
うーん、いままで吹っ切れていなかったか、といわれると微妙なところなんですが(^^;;
ただ、中途半端にギターロックを残すのではなく、思いっきりエレクトロ方面にシフトしたのは事実で、そういう意味で、吹っ切れたのかなぁ、と思います。
なかなかお勧めですよ!
>DL販売
アルバム単位ではほとんど利用したことないです(^^;;やはり僕も現物がないと嫌なのと、DRMがらみで面倒だったりするので、CD買うほどでもないかな、と思うものは、レンタルを利用しちゃうし。
ただ、欧米とかのヒット曲とかは、iTunesを利用してよく買ったりしています。1曲だけ聴きたい、という時には、DL販売は手っ取り早くて便利なんで。
確かに安いのは魅力的ですね~。

投稿: ゆういち | 2008年11月13日 (木) 00時10分

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