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2008年11月23日 (日)

恋愛の神様

Title:IN LOVE AGAIN
Musician:古内東子

IN LOVE AGAIN

最近、名前を見なかったなぁ、と思ったらいつのまにかavexに移籍していました。古内東子の3年ぶりとなるニューアルバム。久しぶりの新作となる本作ですが、「恋愛の神様」と呼ばれたそのライティングスキルは、いささかも衰えていません。

「今夜ベッドに就く時 あなたはどんなことを想って
思い出して眠るのでしょう その記憶の片隅でいい
長い夢の一瞬でいい、私も居たい」

(「今夜ベッドで」より 作詞 Toko Furuuchi)

と、片想いを切なく歌ったり

「何冊も呼んだ小説
何本も観た映画
たくさんの言葉を深く心に刻んできたはずなのに
まだ選べない あなたに届けたいメッセージ」

(「半分だけ」より 作詞 Toko Furuuchi)

と好きな人に伝えたい気持ちの大きさを歌ったり

どちらも誰もが一度は感じるような恋愛感情なのですが、その表現がユニークでかつわかりやすく、心に響いてきます。

アルバム全体としては、片想いや失恋の曲が多いのは、いつもの古内東子らしいといった感じでしょうか?概して、かなわない恋の切ない感情を描写するのが本当に上手いですしね、彼女は。

一方、メロディーやサウンドの方も、上手くまとめあげているといった印象。

AORのサウンドを主体としながら、打ち込みのリズムを取り入れたり、ちょっとブラジリアンなテイストを入れてきたりと、幅を持たせています。3年前のアルバム「CASHMERE MUSIC」では、いままでにない幅広い音楽性に挑戦した彼女ですが、その経験を、古内東子らしさに上手くまとめあげています。

久しぶりの新作だったのですが、内容は、ここ最近では一番よかったかも。古内東子としての本領を発揮できた作品だったと思います。

評価:★★★★★

で、最近聴いた女性ポップスシンガーだと・・・。

Title:ひとヒナタ
Musician:熊木杏里

【送料無料選択可!】ひとヒナタ [通常盤] / 熊木杏里

最近、駅のポスターでやたら見かけて、売りたいのはわかるけど、まだまだ厳しいなぁ、といった感じで。

1曲目「モウイチド」は、途中に入る転調の妙が非常におもしろい作品だったのですが、その後は、よくありがちなバラード系のポップソングばかり。歌詞も、よりありがちな、「応援歌」系前向きソングで、個性を感じられません。

確かに、耳触りはいいし、売れても不思議ではないタイプかもしれないけど、売れても一発で終りそう・・・。ルックスとあわさって、昔のガールズポップみたいな人気を狙っているのはわかるけど(苦笑)。

評価:★★★

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