正統派ながら随所にひねりも。
Title:HYPER HYP8R HYPER
Musician:8otto
最近、よくその名前を聞くようになってきた新人バンドの3作目。ちょっとかわったバンド名ですが「オットー」と読むそうです。
アルバムのプレイボタンを押すと、まずガツンとくる荒い音感のギターからスタート。激しいパンク系のナンバーから、最初は、ガレージパンクのバンドかなぁ、と思いながら聴き進めて行きました。
しかし、その後は徐々にダウナーな感じの曲が増えて、メロディーを聴かせるタイプの曲が増えてきます。タイプ的にはむしろ、シャーラタンズ、the verve、初期RADIOHEADあたりを彷彿とさせるような、イギリスのギターロックの影響を強く感じるような曲が続きました。
ただ、一方では、ガレージパンクような荒々しいギターサウンドを聴かせるようなアレンジも多く、また、その一方では、凝ったサウンドを取り込んでくるなど、一癖も感じさせるような点も。全体的には正統派のギターロックと感じながらも、強烈な個性も随所に感じられました。
もっとも、メロディーのインパクトが少々薄かったり、音にしても、まだまだ強烈にリスナーをアピールできるような面が薄かったりと、まだまだ成長の余地のあるバンドでした。ただ、成長次第では今後が楽しみなバンド。奇妙な名前ともども、どこかひっかかるバンドでした。
評価:★★★★
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