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2008年10月24日 (金)

国内盤は発売中止だってさ

Title:Perfect Symmetry
Musician:KEANE

Perfect Symmetry

Keaneといえば、ピアノを中心としたバンドサウンドのアレンジに、叙情的なメロディーラインが心に響くバンド・・・

なのですが、本作では、1曲目からそのイメージと大きく異なるサウンドからスタートします。

1曲目「SPIRALLING」は、80年代ニューウェーヴを思い起こさせるような、シンセサウンドが全開のチューン。その後「THE LOVERS AND LOSING」もニューウェーヴテイストの強いサウンドですし、いままでと違った雰囲気の曲風に戸惑わされるのではないでしょうか。

その後、タイトル曲でもある「PERFECT SYMMETRY」「YOU DON'T SEE ME」のようなピアノが印象的に用いられた、「KEANEらしい」曲もあるものの、全体としては、ニューウェーヴテイストの強い、いままでの彼らとは少々異なる作風のアルバムになっていました。

う~ん、おそらく、いままでと違う雰囲気の曲調にチャレンジした結果だとは思うんだけど、なんでこんな中途半端な挑戦しちゃうかなぁ。

確かに、ロックバンドとしては、「マンネリ」をおそれるというのはすごくわかるんだけど、中途半端に自分のスタイルを変えるくらいなら、「大いなるマンネリ」の方がよほど魅力的だと思うんですけどね。

特にKEANEはしっかりとメロディーで勝負できるバンド。それだけに、中途半端な挑戦は、彼らの音楽にとって、雑音になっちゃうと思うんですよね。

今回、国内盤が直前に販売中止になったみたいですが、確かに、私が日本のレコード会社の担当者としたら、このアルバムの発売は躊躇しちゃうなぁ。メロディーの良さは本作でも随所に感じられるだけに、ちょっと残念な作品でした。

評価:★★★


ほかに聴いたアルバム

GRADUATION/KANYE WEST

ポップで、ほどよく最先端のサウンドも使われていて、とてもバランスの良さを感じました。ただ、良作ではあるけども、傑作か、といわれると、無難にまとめられすぎて、少々物足りなさも感じるかも。

評価:★★★★

T.I. vs T.I.P./T.I.

T.I.が、T.I.P.という別人格を作り上げて、両者の対比という形でつくりあげたアルバム。力強いリリックとサウンドが印象に残りました。歌詞の内容とか、詳しくはわからないけど、人気の理由はなんとなくわかる気がする作品。

評価:★★★★

ECHOES,SILENCE,PATIENCE&GRACE/FOO FIGHTERS

カントリー色が強く、全体的にポップステイストの強い作品。一方で、力強い骨太のロックンロールも聴かせてくれ、幅広いリスナー層に支持されそう。

評価:★★★★

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