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2008年10月 5日 (日)

やわらかな音

Title:BABY'S CHOICE
Musician:TWIGY

BABY’S CHOICE

最近のTWIGYは、前作「AKASATANA」では、PREFUSE73とコラボレートをするなど、エレクトロニカ系へと興味がむかっていました。

しかし、本作はその反動でしょうか、やわらかい雰囲気のトラックの目立つ作品となっていました。

エレクトロ路線への興味は随所に感じられるのですが、生の音を取り入れた音づくりは、暖かさを感じさせます。まあ、アコースティックテイストバリバリのオーガニックサウンド・・・とまではいかないのですが。

また、女性ボーカルをフューチャーし、R&B風ポップス+ラップと、最近の売れ線っぽいポップナンバー「OOO BABY」や、60年代モータウン風のトラックが特徴的な「WUTUWUN?」など、ポップなナンバーも多く、実験性が先立っていた前作とは大きな違いを感じられます。

ただ、一方では「TOAST'N HONEY」のような実験的な要素の強いナンバーも収録されていたり、あらたな可能性の模索も感じ取れました。

あえていえば、ポップな作品はあくまでもポップに、実験的な作品は実験的に、と、ポピュラリティーと実験性の両立という観点からは、バラバラに構成されていて、少々アルバムとしてのまとまりも欠けていたかもしれません。

しかし、様式化しがちな最近のHIP HOPシーンの中で、確固たる個性を感じさせるアルバムなのは間違いありません。TWIGYの音は、まだまだ進化していきそうです。

評価:★★★★★

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