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2008年9月12日 (金)

決定的ケミブラ入門盤

Title:Brotherhood
Musician:The Chemical Brothers

ブラザーフッド-リミテッド・エディション-(初回生産限定盤)

日本でも人気の2人組テクノユニット、The Chemical Brothersのベスト盤。5年前にベスト盤をリリースしたばかりで、少々ベスト盤のリリース間隔が短すぎるような気もしますが、その間にリリースしたアルバム収録曲ももちろん含めた、ケミブラ入門盤ともいうべき内容といった感じでしょうか?

オアシスのノエル・ギャラガーをフューチャーした「Setting Sun」のように、ロック色の強い作品から、「Star Guitar」のように、テンポのよいテクノ色の強いナンバーまで、様々なタイプの彼らの名曲が収録されています。概して、ロックテイストが強く、ビートの強い曲が多く、そういう点で、テクノリスナーに制限されない、ロックリスナーまで含んだ、幅広い支持を得ている理由がよくわかります。

収録されている新曲は2曲。「Keep My Composure」はSPANK ROCKをフューチャーした、HIP HOP色が強いナンバー。そして先行シングルともなった「Midnight Madness」は、テクノポップともいえそうな、テンポのよく疾走感あるナンバー。どちらもクオリティーが高く、特に「Midnight Madness」は今後の彼らの代表曲の1つになりそう・・・。

初回限定盤には、ボーナスディスクとして、クラブ用にアナログでリリースした「Electronic Battle Weapon」シリーズが初CD化されて収録されています。こちらはファンには必聴。ただ、ファンズアイテム的な要素が強いので、これではじめてケミブラを聴く人には通常盤でも十分かも?

ファンの方には初回限定盤を、入門盤としては通常盤を。決定盤ともいうべきベスト盤でした。

評価:★★★★★

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