やはりブライアンは天才だ!
Title:That Lucky Old Sun
Musician:Brian Wilson
なんかさ、60年代や70年代に一世を風靡したベテランミュージシャンが、久しぶりに新譜を出したら、ミュージックマガジンとか、レコードコレクターズあたりで絶賛されていたりすると
「け、おやじの思い入れで曲を評価するのはやめてほしいなぁ」
なんて斜めに見てしまう素直じゃない私なのですが
この作品は間違いなく傑作です!!
まあ、個人的にビーチボーイズのファンだから思い入れもあるんですが(^^;;往年のビーチボーイズを、それも「The Beach Boys Today!」や「Summer Days」あたりを彷彿とさせるこの特上のポップアルバムは、手放しで絶賛できる傑作だと思います。
最初、Brian Wilsonのボーカルが流れたところは、あまりの渋さに「どこのジャズシンガーだ?」と思ったのですが、その後は、この世のものとは思えない、美しい音の重なりにただただ感嘆するばかりでした。
天才Brian Wilsonは、バンドがどのような音を出すべきなのか、すべてわかっていて、普通の人が聴くと調子はずれの音でも、完成してみると、その音もしっかりと曲を構成する一部になっていたそうなのですが、いまでも天才の耳には、この音が鳴り響いているんだなぁ、と思うと、素直に感動してしまいます。
ポップソングが好きなら、必聴。あ、あとビーチボーイズ好きにも文句なしにお勧め。このアルバムには、かなりはまってしまいそうです。
評価:★★★★★
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