« ちょっと「売り」に走っているような。 | トップページ | 60年代ポップスが現在によみがえる?? »

2008年9月14日 (日)

広辞苑なみの分厚さ

死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚 Book 死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚

著者:ロバート・ディメリー
販売元:ソフトバンククリエイティブ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

書店の音楽コーナーに、かなりのスペースをとって鎮座ましましている一冊(笑)。

かなりの力作で、紹介されているアルバムは、ロックやソウル、R&B、ポップスあたりにとどまらず、ジャズやワールドミュージックなど、ポピュラーミュージック全般におよびます。

あまりにも紹介されているアルバムの量が多すぎて(笑)、何を聴いていいのかわからなくなりますが、音楽ファンとしては、パラパラ眺めているだけで、これも聴きたい、あれも聴きたい、死ぬまでに聴きたい!!となってしまいます。

残念ながら、翻訳を急いだためか、固有名詞はそのまま英語ですし、直訳が多く、少々読みにくいのですが、膨大な情報量は読んでいて全くあきません。

また、選ばれているアルバムが、日本のディスクガイドと微妙に異なる点もおもしろいかも。ここらへん、比較してみるのもおもしろいかもしれませんね。

ただ、ひとつ非常に残念なのは、これだけのアルバムが紹介されていながら、日本人のアルバムが皆無という点(オノ・ヨーコはいるけど、彼女は・・・)。YMOも少年ナイフも残念ながら取り上げられておらず、日本ではいろいろ言われているけど、やはり知名度が低いんだなぁ、と実感してしまいました。同じシリーズで映画のバージョンもあるのですが、こちらは、黒澤明はもちろん、小津安二郎や最近では宮崎駿など、日本人監督も取り上げられているみたいなんですけどね。残念な事実です。

お値段的には少々はりますが、音楽ファンとしては一冊持っていて損はない一冊かと思います。

|

« ちょっと「売り」に走っているような。 | トップページ | 60年代ポップスが現在によみがえる?? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 広辞苑なみの分厚さ:

« ちょっと「売り」に走っているような。 | トップページ | 60年代ポップスが現在によみがえる?? »