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2008年8月 2日 (土)

これからの季節にピッタリな1枚

Title:山と海
Musician:LITTLE TEMPO

山と海

さて、今日はこれからの暑い季節にピッタリな1枚をご紹介します(通販番組風)。

すべての曲に共通する、スティールパンやスティールギターのさわやかでキラキラとした清流のような響きに、サックスが奏でる、メロウなメロディーライン。そして、レゲエ特有の横揺れのゆったりとしたリズム。暑いこれからの季節、例えば山の中で緑にかこまれて。例えば海辺で、波の音を聴きながら、のんびりと聴きたい、そんな1枚です。

まあ、「山と海」というそのまんまなタイトル名からして、本作は、かなり狙ったアルバムなんだろうなぁ。

特に「Tropical Rock」「山と海」「ランデブー」と続く流れは、サックスのメロウな音が耳に残る、ロマンチックなナンバー。特にタイトル曲「山と海」は、南国の雰囲気満点で、音楽を聴きながら、はるか南の島国にトリップできるような作品になっています。

ただ一方で、例えば「Dance Killer」のような、アップテンポながらもどこか影を潜ませたようなナンバーを入れてきたり、他の曲にしても、レゲエやスカなどのリズムをしっかりと奏でるそのサウンドは、単純な「気持ちいいムードミュージック」とは一線を画するのは間違いありません。

そんな中でも、「Over The Rainbow」で聴かせてくれる、キラキラしたスティールパンのサウンドは、彼らの、そしてスティールパンという楽器の魅力を存分に聴かせてくれます。まあ、カバーの選曲としては少々ベタ、というのは否めないのですが、実に魅力的なカバーに仕上がっています。

これからの季節、海に山に、レジャーのおともに1枚いかがでしょうか?

評価:★★★★★

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