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2008年6月30日 (月)

若きロックンローラー

Title:泥水のメロディー
Musician:a flood of circle

【ポイント3倍 6/30 am9:59迄】泥水のメロディー / a flood of circle

若いなぁ・・・。

いやね、これがまだ2枚目となるデビューしたてのバンドなだけに、当たり前の感想と思うかもしれないですけどね。

でも、本当にいろいろな意味で「若さ」を感じさせるバンドなんです。

基本的には、ミッシェル・ガン・エレファントあたりの直系、となりそうなロックンロールバンドで、ガレージパンクやブルースロックの要素を多く取り入れたバンドなのですが、そのガレージパンクやブルースなどの取り込み方がとても初々しいんです。

自分のものにする、というよりも、純粋なあこがれの要素が強いみたいで、「この音楽をやりたい」という気持ちはよく伝わってくるのですが、その一方で、どこかその音楽に対して、おそるおそる接しているような、そんな印象を受けます。

また、ボーカルも、ガナリ声でシャウトしている・・・はっきりいえば、ミッシェルのチバの影響を感じさせるよなボーカルなんですが、これも純粋な憧れから来ているんだろうなぁ。いろんな側面でミッシェルのパクリ的要素も感じられるのですが、それ以上に憧れの要素を強く感じ、ある意味、好感はもてるバンドでした。

ただ、その一方、後半は、ガレージパンクというよりも、オルタナ以降のギターロックの影響を感じる曲も多く、ここらへんのいい意味での節操のなさも、いまどきのバンドだな、と感じました。

まだまだ未熟な要素も強く、成長が必要な側面も大きいと思うのですが、好感が持てるいいバンドだと思います。これからの成長が楽しみな若手バンドでした。

評価:★★★★

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