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2008年5月21日 (水)

「相棒」効果

タイトルはアルバムチャートで。

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

先週に引き続き、またもやジャニーズ系が1位を獲得。今回は、KAT-TUN「DON'T U EVER STOP」で、初動38万枚を獲得。前作が初動35万枚なので、ほぼ横ばい。固定ファンのみが購入している状況を、見事なまでに反映しています。ちなみに、初動38万枚は、今年に入ってシングルで一番という、すごいのかそうじゃないのか、微妙な記録を達成しています。

ちなみにKAT-TUNといえば、作家陣が有名なミュージシャンと無名なミュージシャンの交互に担当しており、前作が無名だっただえに本作は・・・と思いきや、本作も、誰これ??

・・・と思いきや、作曲に名を連ねるShusuiって、元cannaの周水なんですね。懐かしいなぁ、canna。なにげに、彼って、今は作家に専念していて、ジャニーズ系を中心に、様々なヒット曲書いているんですね。canna、鳴り物入りのデビューと比して、全然売れなかったからなぁ。こうやってブレイクしたのはうれしいですね。

以下・・・

スガシカオ5位初登場。多分、自己最高位のはず。こちらも根強い固定ファンがついているミュージシャンながら、今回はアニメタイアップというのも後押ししたのかな?

6位には、デビュー当初の騒がれっぷりに比べて、すっかり影が薄くなってしまった絢香がランクイン。ただ、ドラマタイアップに恵まれ、なんとか下げ止まった模様。

そして9位には清春がいきなりランクインしています。なんか、久しぶりに聞く名前のような・・・。特に大きなタイアップもないのですが、なんでいきなり?ちなみにデビュー15周年盤だそうで、黒夢でのデビューからそんなにもなるんだ・・・。

ちなみにロングヒット勢は、羞恥心が今週8位と大幅ランクダウンで失速気味。ここがふんばりどころか?一方、根強い人気のジェロは12位にランクアップし、再ランクインを狙っています。こちらはまだまだ売れそう。あと、先週2位にランクインしてきたAqua Timezが今週も2位をキープ。こちらもロングヒットの気配が?


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

今週の1位、2位はある意味、伏兵だなぁ。1位には、いきなりSuperflyのデビューアルバムがランクインしてきました。Superflyは、デビュー直後はかなり騒がれたのですが、その後、メンバー脱退もあって、失速。このまま消えてしまうのかなぁ?なんて思いきや、いきなりアルバムで大ブレイクしちゃいましたね。徐々に固定ファンを獲得していった、ということかなぁ。正直、ちょっと意外なヒットでした。

そしてそれ以上にビックリしたのが、水谷豊のセルフカバーアルバム「TIME CAPSULE」が2位にランクイン!アルバムとしては、なんと約30年ぶりのベスト10返り咲きだそうで、これは、オリコン史上返り咲き最長記録だそうです。

いうまでもなく、現在大ヒット中の映画「相棒」のヒットの影響でしょうね。実は「相棒」は以前からなんでこんなに人気があるんだろう、と不思議に思っていました。特段、目新しいタイプの刑事ドラマじゃなですしね。

ただ、先日2ドラでやっていた、第1回放送分の再放送をはじめて見たんですが、確かにおもしろいですね。ストーリー自体は普通のサスペンスドラマの枠を出ていなかったのですが、水谷豊演じるクールなキャラと、寺脇康文演じる、熱血キャラのデコボココンビの対比が上手く、コミカルに描かれていて、確かにこれは人気が出るなぁ、と思いました。

ちなみに、水谷豊といったら、今ではあまり歌手のイメージはないのですが、79年には「カリフォルニア・コネクション」が65万枚を超す大ヒットを記録しています。もちろん、この曲のセルフカバーも本作には収録されています。

5位長渕剛はラブソングを集めた企画盤的なベストアルバムだそうです。

あと7位に、既に当サイトでも取り上げたthe band apartの新譜がランクイン!コンスタントにヒットを飛ばしていますね。

8位はトランスのコンピ盤。すっかりブームも終わった・・・と思っていたのですが、根強い人気はあるんですね・・・。

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コメント

Superflyはドラマ主題歌、JETとのコラボ、CMソングと、タイアップや話題となった曲が結構収録されてるので、気になってた人が多かったのでしょうかね?
売れ方としてはLOVE PSYCHEDELICOに似てるなぁと思いました。洋楽を意識した楽曲とか、立ち位置とかも含めて。


水谷さんは完全に「相棒」のヒットの影響でしょうね。最近テレビでもよく見かけますし。
「相棒」の人気の秘密としてストーリーの面白さもありますが、他のドラマのような、実力よりも話題性を重視した若手俳優の起用をせずに、ゲストも脇役もベテラン勢で固めたキャスティングが、視聴者の信頼と安心に繋がってるのだとか。

投稿: 亮 | 2008年5月22日 (木) 19時43分

>亮さん
Superflyは、売れ方もそうだし、全体的にLOVE PSYCHEDELICOに似てますよね。てか、LOVE PSYCHEDELICOの2匹目のどじょうを狙っている感じだなぁ。
>ゲストも脇役もベテラン勢で固めたキャスティング
そうなんですか~。安直な話題づくりのキャスティングが多い中、いい傾向ですね。まだ、このブームは続きそうですね~。

投稿: ゆういち | 2008年5月22日 (木) 23時52分

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