« どっちがタイトル? | トップページ | NIN入門 »

2008年5月23日 (金)

ザ・ロック・ショー

      
Dragon head Miracle

アーティスト:吉井和哉

Dragon head Miracle

今年2月のZepp Tokyoでのライブの模様をそのまま収録したライブアルバム。

おそらく、ライブの臨場感を出すためでしょう。吉井和哉のボーカルとバンドの音に音を絞るのではなく、わざと周りの観客の声援なども取り込んだミックスがほどこされています。そのため、音は少々悪い印象を受けるかもしれませんが、ライブの臨場感はバッチリ。個人的にも、こういうミックスのライブ盤の方が好みなので、その場の雰囲気をそのまま味わえるかのように楽しむことが出来ました。

ライブ盤を聴いてあらためて思うのは、吉井和哉って(いい意味で)ロックスターだなぁ、という点でした。

なんというか、すごく吉井和哉という個性が際立っているんですよね。彼のそのパーソナリティーの強さがライブアルバムを通じても伝わってきました。

そういう個性あふれるシンガーを擁したライブ盤だからこそ、ライブ自体はまるでロック・ショーのようなエンタテイメント性を感じることが出来ました。おそらく、それこそが吉井和哉の魅力なのではないでしょうか。そして、そんな魅力をCDという媒体にしっかりつめこんでいる、実に素晴らしいライブ盤だったと思います。

評価:★★★★★

|

« どっちがタイトル? | トップページ | NIN入門 »

アルバムレビュー(邦楽)2008年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ザ・ロック・ショー:

« どっちがタイトル? | トップページ | NIN入門 »