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2008年5月 4日 (日)

実にイギリスらしいバンド

Konk

アーティスト:The Kooks

Konk

ああ、いかにもイギリスって感じのバンドだなぁ。

THE KOOKSを聴いて最初に思ったことはこれ。まあ、イギリスらしいっていっても、ブリットポップあたり以降のイメージかもしれないのですが。

「Always Where I Need To Be」のような、ゴリゴリのギターリフを前に押し出した、ロックらしいバンドサウンドの作品もあれば、「One Last Time」のようにアコースティック主体もあるのですが、その一方、どの曲もあくまでもメロディーを聴かせる、という点に主眼を置いています。

それなので、バンドサウンドも含め、全体の構成自体にはさほどの新鮮味もなく、あえていえば「保守的」とすら感じられるような作風になっています。

本作も、イギリスの公式チャートで1位を獲得するなど人気を獲得しており、なんでも、本国では、日本でも話題のArctic Monkeysと匹敵する人気を確保しているとか。確かに、聴きやすく印象に残るメロディーラインは、広い支持を得られそうな印象は受けました。

しかし、日本ではメディアでも大きく取り上げられていませんし、また、CD屋等でもディスプレイは少々ひかえめ。おそらく、バンドサウンドがよくありがち、という点が、本国に比べてさほど騒がれていない理由なのかもしれません。

ただ、ColdplayもTravisも、最初は日本ではほとんど取り上げられていなかっただけに、彼らも今後、日本でも注目されるようになるかもしれません。タイトルの通り、いかにもイギリスらしいバンドなので、イギリスのギターロックバンドが好きならおすすめしたい作品です。日本でもメロディーとか十分受けると思うので、今後、日本でも一気にブレイクする、かも。

評価:★★★★

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