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2008年5月17日 (土)

ダンス以上にポップであることを追及

      
Dopamaniacs(初回生産限定盤)

アーティスト:DOPING PANDA

Dopamaniacs(初回生産限定盤)

ドーパン9ヶ月ぶりのニューアルバム。

アルバムを聴き始めると、冒頭、いきなりいつも通りのドーパンらしい、キラキラとしたダンスポップチューンからスタートします。

アルバム自体のイントロという位置付けの1曲目を終えると、シンセのリフが印象的で心地よい「nothin'」や、低音のリズムが迫力のあるグルーヴを生み出している「We won't stop」など、前半はノンストップのダンスナンバーが続きます。

しかし、これが後半になると一転します。

アシッドジャズ風の「thunder」や、ホーンセッションを導入した「coffee high」、さらにはストリングスをいれ、メロウな雰囲気に仕上げた「summer song」など、いずれも明るいポップチューンながらも、「踊れる」というよりも「聴かせる」内容に仕上げられています。

ラストの「kiss my kiss」こそ、再びダンスチューンで締めくくられているものの、全体的にダンスアルバムというよりも、ポップスアルバムという印象を受けました。

また、ダンスチューンにしても、音数を絞ったサウンド構成になっていて、彼ら自身、新境地を模索しているのではないでしょうか。個人的にはバラエティーに富んで楽しめるアルバムだと思うのですが・・・ただ、ラストはもっとアゲアゲなダンスチューンで締めくくってほしかった、かも。

評価:★★★★

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