ダンス以上にポップであることを追及
Dopamaniacs(初回生産限定盤)
アーティスト:DOPING PANDA | |
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ドーパン9ヶ月ぶりのニューアルバム。
アルバムを聴き始めると、冒頭、いきなりいつも通りのドーパンらしい、キラキラとしたダンスポップチューンからスタートします。
アルバム自体のイントロという位置付けの1曲目を終えると、シンセのリフが印象的で心地よい「nothin'」や、低音のリズムが迫力のあるグルーヴを生み出している「We won't stop」など、前半はノンストップのダンスナンバーが続きます。
しかし、これが後半になると一転します。
アシッドジャズ風の「thunder」や、ホーンセッションを導入した「coffee high」、さらにはストリングスをいれ、メロウな雰囲気に仕上げた「summer song」など、いずれも明るいポップチューンながらも、「踊れる」というよりも「聴かせる」内容に仕上げられています。
ラストの「kiss my kiss」こそ、再びダンスチューンで締めくくられているものの、全体的にダンスアルバムというよりも、ポップスアルバムという印象を受けました。
また、ダンスチューンにしても、音数を絞ったサウンド構成になっていて、彼ら自身、新境地を模索しているのではないでしょうか。個人的にはバラエティーに富んで楽しめるアルバムだと思うのですが・・・ただ、ラストはもっとアゲアゲなダンスチューンで締めくくってほしかった、かも。
評価:★★★★
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