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2008年5月 3日 (土)

日本人にとっても懐かしさを感じられる音

Age of the Understatement

アーティスト:The Last Shadow Puppets

Age of the Understatement

このアルバム、最初聴いた時の印象は・・・

グループサウンド??

アークティック・モンキーズのフロントマンであり、メインソングライターであるアレックス・ターナーとラスカルズのマイルズ・ケインによるサイドユニット。イギリスでも大きな話題となっているみたいで、イギリスのオフィシャルチャートで本作も見事1位を獲得しています。

特徴的なのは、私が思わず「グループサウンド?」と思ってしまったような、60年代のイギリスのギターロックバンド、The AnimalsやThe Zombiesあたりを彷彿とさせます。

ここらへんの時代の音って、歌謡曲の根底を流れているようなメロディーで、日本人の私たちにもとても懐かしさを感じることができるのではないでしょうか。

また、一方でアレンジは、ストリングスをドラマチックに取り入れた、少々仰々しさすら感じられるダイナミックなサウンド。こちらは昔の映画音楽を思い出させる、といった感じでしょうか?

さて

ここ最近のロックバンドは、過去のロックの再解釈がひとつの流れとなっています。アーティック・モンキーズも、60年代や70年代のテイストの強いバンドですが、The Last Shadow Puppetsは、さらにロックの原点に戻って、ロックを再解釈しようとする試みが感じられました。

そして、彼らなりに解釈したのがこの作品でしょう。まだ聴いていて、「懐かしさ」に帰着してしまう点、まだ現代のロックサウンドとして新たな音を提示できた、とまではいかないかもしれません。ただ、ロックの原点に立ち返ることにより、新たな現代のロックを生み出すための新たな一歩を踏み出した作品、であるかもしれません。

The Last Shadow Puppetsとしての活動を今後も続けるのか、この経験をそれぞれのバンドに持ち帰るのか、どちらにしろ、これからに注目したいところです。

前述の通り、非常に懐かしさを感じられるバンドです。ひょっとしたら、今の若い世代だけではなく、40代50代にも受け入れられるかも?興味があれば、是非とも。

評価:★★★★★

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