ある意味「記念」的な作品か?
スキマスイッチ ARENA TOUR’07“W-ARENA”(初回生産限定盤)(DVD付) アーティスト:スキマスイッチ | |
正直なところを言ってしまうと、彼らみたいなタイプのポップスバンドのライブ盤って、いまひとつ意義がわかりずらいんですよね。
確かに、ライブならではのCDとは違ったアレンジを楽しむことは出来るのですが、例えばロックバンドのような、ライブでこそ発生するようなバンドのケミストリーみたいなものは、いまひとつ薄くて、ライブならではの臨場感も、CDを通じてだとどうも伝わりづらい感じがあります。
また、今回はアリーナツアーということで、アリーナならではの雰囲気を出そうとしたのでしょうか、スケール感を感じさせるような録音状態になっていて、それはそれで雰囲気は出ているのかもしれないけど、音質は少々悪くなっているような感じがしました。
ライブベスト、ということで、ベストな選曲をベストな演奏で聴けるという点では、聴きごたえのある作品だとは思うのですが、やはりファンズアイテム的な要素が強いように感じます。このアリーナライブへ行った方、行きたかったけどいけなかったファンの方にはおすすめ。それ以外は・・・素直にベスト盤を聴いた方がいいかな?
評価:★★★
ほかに聴いたアルバム
志恩/ムック
なんかね、バンドサウンドはすごくカッコイイのに、メロディーがダサダサ(苦笑)。
彼らが影響を受けたヘヴィーメタルを今風に解釈した、ハードコア直系のサウンドは文句なく心地よいし、本作では、「ニューウェーヴ」を意識したということで、80年代風の打ち込みなども入れてきて、曲の世界が広がって、すごくおもしろくなっています。
なのに。メロディーラインがすごく格好悪い(苦笑)。80年代のビートロックを様式化しちゃったような、先のよめるわかりやす~いメロディー。確かに耳触りはいいけど、それだけ。せっかくバンドサウンドはカッコイイんだから、メロディーももっとひねってほしいなぁ。
評価:★★★
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