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2008年4月 8日 (火)

ちょっとマニアックすぎるんじゃない?

Titie:D-Sides
Musician:Gorillaz

Gorillazの2枚組となる企画盤

1枚目は、過去のカップリング曲やデモ音源などを収録したB面ベスト

2枚目は、DFA、ソウルワックスらによるリミックス盤。

もともとから、実験的にいろいろな音を取り入れた、ジャンルレスな作風がGorillazの魅力でしたが、1枚目のB面ベストに関しては、その方向性が、さらにすすんだ作風。

そのため、全曲バラバラの、どのようにジャンルづければいいのか、不明。というか、音楽にジャンル付けすることの無意味さを感じてしまうような曲づくりになっています。途中、和風の音が聴こえてきて、これは?と思ったら

「Hong Kong」

という曲でした(^^;;・・・・・・そう言われると、和風という以上に中国風、かも?

ただ、そういう好き勝手気ままな作風になっているだけに、いままでのオリジナルアルバムで感じたようなポピュラリティーは低い作風になっています。要するに、ちょっとマニアックな作品。そういう意味では、ファンズアイテム的な要素が強い1枚で、Gorillaz最初の1枚としては、あまりおすすめできません。

2枚目の方は、リミックスなのですが、元曲のメロディーを素直にいかしているリミックスが多く、むしろこちらの方で、Gorillazのポピュラリティーが発揮されている印象を受けました。1枚目よりもこちらの方が聴きやすい作品に仕上がっていました。

そんな訳で、ファンズアイテムという感じのアルバム。Gorillazのファンには素直におすすめできるけど、それ以外の方は、既発のオリジナルアルバムをお薦めします。

評価:★★★


ほかに聴いたアルバム

Endless Wire/THE WHO

約24年ぶり(!)となるTHE WHOのオリジナルアルバム!

思った以上に躍動感のあり、現役感を感じる一方で、渋さを感じる骨太のサウンドとメロディーが、ベテランとしての底力と、いい意味で年齢相当の雰囲気を感じました。

評価:★★★★

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