グラミー賞総なめは伊達じゃない
As I Am
アーティスト:Alicia Keys | |
グラミー賞総なめというニュースで、日本でも知名度が上昇し、すっかり有名となった彼女。
なんて書いても、私自身、彼女の曲をきちんと聴くのはこれがはじめてなんで、全く人のことを言えませんが(^^;;
しかし、グラミー賞総なめの理由は、このアルバムを聴けば、嫌というほどわかります。
特に冒頭「Go Ahead」で、テンポのよい、今風のR&Bチューンからスタートしたかと思えば、「Superwoman」では一転、力強いパワフルなボーカルを聴かせてくれる、王道ともいえるソウルチューンを聴かせてくれます。
その後も、全体的に、彼女のパワフルなボーカルを聴かせてくれる、ソウルテイストのナンバーが続きますが、一方では、ロックやポップスからの影響も強く、R&Bリスナー以外の層にも、広くアピールできる作品になっています。
R&Bをベースにしながら、今風のサウンド、ポップス、ロックなどの様々なジャンルからほどよく影響を取り込み、ほどよい色気を加えて、力強いボーカルで歌い上げる・・・ある意味、バランスがよい、非常に高クオリティーのポピュラーミュージックだと思います。最初、アルバムを買うか否か迷っていたのですが、購入して聴いてみて大正解のアルバムでした。
評価:★★★★★
ほかに聴いたアルバム
THE INFORMATION/BECK
ポップやロックをベースに、ヒップホップ、エレクトロニカなど取り混ぜつつ、いろいろな音をつかって独自の世界をつくりあげる・・・ただただ、その独自の世界を楽しめる作品でした。
評価:★★★★
LOVE/THE BEATLES
ある意味、ビートルズの作品って、語りづらいなぁ・・・。
まず、60年代の名曲が、おもいっきりリマスターされ、「今の音」に生まれ変わっている点、おもしろかったです。オリジナルの作品より、よりクリアになったことにより、音にリアリティーがまし、新たな感覚でビートルズの名曲を楽しめました。
賛否両論の、この作品の企画自体なんですが、個人的には、ビートルズのリミックス盤として、こういう企画もありかな、とは思います。ただ、あくまでもリミックス盤で、ビートルズの新作、ではないよなぁ、間違いなく。
評価:★★★★
ALRIGHT,STILL/LILLY ALLEN
どこか昔の60年代テイストの音づくりを感じられます。ある意味、ここらへんからAmy Winehouse大ヒットの下地がつくられたのかなぁ?
評価:★★★★
| 固定リンク
「アルバムレビュー(洋楽)2008年」カテゴリの記事
- ちょっとナゾのライブ盤(2008.12.29)
- 絶妙のバランス感覚(2008.12.21)
- ビヨンセの光と影???(2008.12.08)
- あのDream Girlsの・・・(2008.11.17)
- ふっきれた?(2008.11.08)
コメント