これぞ、ロックンロール!
Title:The Black and White Album
Musician:The Hives
スウェーデンのロックバンド、THE HIVESの新譜。この手のギターロックバンドってたくさん出てくるんで、出てきた時は、正直一発屋かなぁ、とも心配したのですが、この作品も、そこそこ売れているみたいで、なんとか残ったようですね。よかったよかった。
彼らは、以前からそうなのですが、ともかく、これぞ、ロックンロール!というような、陽気なロックンロールサウンドと、ポップなメロディーを両立させて聴かせてくれています。
典型的なのが5曲目の「Hey Little World」
カッコいいギターリフが特徴的なこの曲は、まさにTHE HIVESのカッコよさを如実にあらわした1曲と言えるでしょう。
ただ、加えて本作では、いろいろなパターンの曲にも挑戦しています。
「THE H.I.V.E.S」は、テンポのよいリズムに、ミニマルのテイストを持ち込んでいて、どこかダンスチューン風に聴こえますし
「Return The Favour」は、いつもにましてハードなナンバーになっていて、コアパンク風に仕上げていたりします。
ある意味、マンネリを勢いで乗り切るバンド(笑)だと思っていたので、このバリエーションは少々意外。ただ、どの曲も、基本的には、ロックンロールのフォーマットにのっており、彼ららしさはしっかり守っています。
ロックンロールのカッコよさを忠実に守っているアルバム。とても心地よくカッコいい作品でした。
評価:★★★★★
ほかに聴いたアルバム
Idlewild/OUTKAST
日本でもHIP HOPという枠を超えて話題となった前作はとてもよかったんですが。本作も、実験的な作風を目指しながらも、前作と比べるといまひとつ。ポピュラリティーという面が少々不足気味、だからかなぁ。
評価:★★★★
Revenge of the king/Kula Shaker
再結成後初のミニアルバム。新曲は、ふつーのギターロックという感じ。それはそれで悪くないけど、ちょっと凡個性的かと。最後の「Govinda」は、ファン向けかもしれないけど、このアルバムの中では浮いちゃっているなぁ。
評価:★★★
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