ロックンロールのダイナミズムを感じるライブ盤
SHAKE YOUR HIP!!
アーティスト:TRICERATOPS | |
TRICERATOPSといえば、ライブバンドとして定評のあるバンドですが、意外なことに、はじめてとなるライブアルバム。昨年行われたツアーより、横浜BLITZとSHIBUYA AXの公演を厳選して収録しているそうです。
ただ、ライブのダイナミズムって、なかなかCD音源にすると感じられないもの。しかし、このアルバムは、しっかりとTRICERATOPSのライブで感じられる、ロックンロールのダイナミズムを感じることが出来ます。
もともと3ピースの非常にシンプルな構成で、昔ながらのシンプルなロックンロールサウンドを奏でる彼ら。そのシンプルさゆえか?それとも、CDへの録音の上手さゆえか?ともかく、ライブの雰囲気がストレートに感じられる、珠玉のライブアルバムだったと思います。
それに加えて、このアルバム、ライブだからこそ聴ける曲がしっかり収録されているのがうれしいところ。
例えば、LISAとのデゥオという形態で発売された「Believe The Light」のトライセラだけ版とか。
松たか子へ提供した「水溜まりの向こう」、SPARKS A GO GOに提供した「ハートのショップ」のセルフカバーが収録されている、とか。
そして、なんといっても聴きどころが、ライブではおなじみの「ROCK MUSIC」の洋楽カバーメドレー!
毎度、トライセラのルーツともいえる音楽を、カッコよくメドレーとして取り込んでいるのですが、今回は
SLY&THE FAMILY STONE「Dance to the music」
STEVIE WONDER「Superstition」
WILD CHERRY「Play The Funky Music」
MICHEAL JACKSON「Rock with you」
うーん、結構、ブラック、ファンクよりの選曲。最近のトライセラ・・・というより和田唱の興味が、こちらの方に向いているってことかな?
ともかく、ライブバンドとしてのTRICERATOPSの魅力を存分に感じられる、ライブアルバムの傑作だと思います。是非、彼らのライブの魅力を存分に感じてみてください。
評価:★★★★★
| 固定リンク
「アルバムレビュー(邦楽)2008年」カテゴリの記事
- 堀込弟脱退!(2013.03.03)
- マイラバらしい作品(2009.12.26)
- ロックンロールの楽しさを伝える(2008.12.30)
- がんばる真夜ちゃん!(2008.12.28)
- 手堅いポップソング(2008.12.27)
コメント