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2008年3月13日 (木)

何を歌っても桜井の曲になっちゃうんだよね。

      
沿志奏逢2

アーティスト:Bank Band

沿志奏逢2

Bank Bandとしての2枚目のオリジナルアルバム。

Bank Bandの設立趣旨については、とりあえず、wikipediaにゆずります。

Bank Band(wikipedia)
ap bank(wikipedia)

収録曲は、邦楽のカバーを中心に、オリジナル曲を含む全14曲なのですが、この選曲がおもしろい。

決してメジャーではなく、知る人ぞ知る的な曲を集めたものの、決してマニアックに走りすぎるわけではない・・・いってみれば「名の知れたミュージシャンの、知られざる名曲」を多く選んでいます。(まあ、矢野顕子「ひとつだけ」や、RCサクセション「スローバラード」は定番曲ですが)

個人的には、やはりKANの曲をカバーしてくれたことがうれしいなぁ。それも「何の変哲もないLove Song」を選ぶところが、本当にKANちゃんのファンなんだなぁ、ということを感じさせます。

しかし、一方、これらのカバーが「名カバーか」といわれると、少々微妙な点が。

というのも、桜井って、ボーカリストとして、あまりにも桜井らしさが出すぎているんですよね。

それでいて、どれもミスチルの時と同様、叙情感をあおって歌い上げるような歌い方をしています。

結果、これらのカバー曲は、いわば「桜井」という濃い色のペンキで、曲の上を塗りたくられたような、そんなカバーになっています。

要するに、元曲の本来の良さが、少々後ろに下がってしまう部分が否めないんですよね。

この強烈なボーカリストの個性があるからこそ、ミスチルというバンドは、長く日本のヒットシーンの中心に居続けられるんでしょうが・・・。

評価:★★★★


ほかに聴いたアルバム

EIGHTH WORLD/MISIA

MISIAらしさがすっかり確立されたアルバム。最近のMISIAって、かなりポップに曲をまとめてくるよなぁ。昔って、もうちょっと本格派R&Bっぽかった印象があるんですが。自分の耳が、以前より本格的なR&Bも「ポップ」と認識するようになったんだろうか?

評価:★★★★

Fantastic OT9/奥田民生

なんというか、アルバムのリリースを重ねれば重ねるほど、奥田民生以外、誰にも歌えないようなアルバムをつくってきますね、この人は。

彼のアルバムの素晴らしさは、その絶妙な力の抜き具合だと思う。

ちょっと聴いた感じだと、彼の曲って、すごく力が抜けていて、ある意味「ふにゃふにゃ」。しかし、よくよく聴いてみると、しっかり要所要所では、骨太のロックを聴かせてくれているんですよね。

そんな音をポップにまとめあげられるのって、彼だけだし、また、彼のあのおとぼけた(ような)ボーカルがあってのことなんですよね。

ますます円熟の域に達成しようとしているアルバムでした。

評価:★★★★★

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